戦略コンサルティングファーム「ローランド・ベルガー」会長
遠藤功氏の書籍『現場力を鍛える』。
2004年に発行された書籍で、昔に一度読んだのですが、原発問題の東電の対応がキッカケで再読してみました。
今回は、コンサル業界を目指す人はもちろん、ビジネスでトップクラスの人材を目指す人の必読書『現場力を鍛える』を紹介します。
『現場力を鍛える』の目次と内容
『現場力を鍛える』
遠藤功(著) 東洋経済新潮社
・序章 素朴な疑問
・第1章 「強い現場」とは何か
・第2章 「強い現場」の七つの条件
・第3章 「強い現場」をどうつくるのか
本書は上記の順番に、トヨタや花王などの事例を基に、「強い現場とは何か?」を論じています。
『現場力を鍛える』から考えたこと
本書では以下の事実を述べています。
弱い現場=組織がタコツボ化し「事なかれ主義」が現場を支配する
強い現場=業務品質に対するぶつかり合いが日常的に発生する
戦略と実行はワンパッケージです。
現場発想の戦略こそが実行性を担保するのです。
トップが目指すビジョンを確実に実現するためには、トップ以外の従業員が現場でしっかりとPDCAを回すことが重要ということですね。
トヨタも東電もエリート集団、元来優秀な人達が集まっている組織です。
「現場に目線を合わせ、現場から経営を組み立てていく」という考えがあれば、東電も今回のような対応にならずに済んだのかもしれません。
コンサルもまさに現場力が重要な仕事です。
コンサルには、主体的にあらゆる提案をして、多数の意見をまとめるスキルが不可欠。その上で現場をまとめ上げる必要があります。
現場力を鍛えたいコンサルは、ビジネスの入門書として『現場力を鍛える』から手に取ってみてください。
現場のスタッフをまとめ上げるスキルを磨き、すばらしい仕事を成し遂げられるよう頑張りましょう。
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今回は、コンサルにおすすめのビジネス書『現場力を鍛える』についてご紹介しました。
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