こんにちは。
キャリアコンサルタントの最上裕司です。
「あなたの強みは何ですか?」
コンサルの面接でよく聞かれる質問です。
いきなりこう聞かれて慌ててしまうようでは準備不足。
面接の目的のうち、大きな割合を占めているのは「強みを伝えること」ですから。
コンサルを目指すなら強みをどう伝える?
さて、ご自身の強み。
どう答えます?
「お客様の目線でモノを考えることです」
「社交的なので早い段階でお客様の懐に入り込むことです」
「高いコミュニケーション能力が私の強みです」
「責任感が強く、どんな苦境においても諦めずにやり遂げる力です」
まぁ……悪くはなさそうです。
しかしながら、何も考えずにこれだけを回答した場合、面接官へのアピールという点で高得点とは言えません。
一言で「強み」と言っても、2つの種類に分けられるためです。
強みは「ヒューマンスキル」と「ビジネススキル」
強みには大きく分けて「ヒューマンスキル」と「ビジネススキル」があります。
前者はその人の性格や素養など、経験により身につくというよりは、そもそも備わっている、天性に近いものです。
明るい、社交的、責任感が強い、粘り強い、努力家である……といったものは、
概して「ヒューマンスキル」といえます。
後者は経験によってしか身につけることの出来ないススキルです。
例えば「生保の契約管理業務における豊富な経験」や「Javaによる開発経験」、あるいは「10名程度のプロジェクトのマネジメント力」などが挙げられます。
「強みは何ですか?」に隠された意図
「強みは何ですか?」
この質問の裏には、どんな回答を期待されているのか考えることが重要です。的外れな回答をしないよう細心の注意を払いましょう。
性格やビジネスマンとしての素養を問われているのか。
それとも、業務における得意領域を問われているのか。
質問の前後の脈絡等から判断して回答しなければなりませんが、無難なのは「ビジネススキル」を答えておくことです。
中途採用は即戦力性を求められますので、当然即戦力としてどういう経験が活かせるか、
ということが判断ポイントになるわけです。
すなわち、
ビジネス経験における得意な業務=ビジネススキル
です。
もっとも、ヒューマンスキルを問われているケースもゼロではないので、どちらを問われているのか分からなければ面接官に確認をいれてみても良いでしょう。
あるいは、「ビジネス上の強みは○○」「性格的な面では○○が強みです」
という具合に両方答えるのもありです。
(その場合、長くなりすぎないように注意しましょう)
「あなたの強みは何ですか?」
是非、ビジネススキルとヒューマンスキルを整理した上で準備を進め、面接に臨んで下さい。
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今回は、コンサルに意識して欲しい、面接での強みの答え方についてご紹介しました。
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