こんにちは。キャリアコンサルタントの最上裕司です。
転職活動をして意中の企業から内定をもらうと、現職者の場合、「退職活動」を行うことになります。
「内定をGETしてしまえばあとは辞めるだけ」
なんて思っていると、退職活動で足元をすくわれてしまうこともあります。
最悪、退職活動の失敗により転職そのものが「なかったこと」になり、現職でも気まずさが残り……
なんてことにもなりかねません。
では退職活動の心得とは。
いくつかまとめてみました。
まず今回は、第一弾です。
退職活動の心得1)悪いことをしているわけではない
大前提として持つべき意識は、
「悪いことをしているわけではない」
ということです。
仕事を持っていながら退職するわけですから、職場に対して少なからず迷惑を掛けるのは間違いありません。
それゆえ、必要以上に「悪いことをしている」と感じ遠慮がちになる人がいます。
引き留めの説得に対して何も言えず、現職のされるがままになってしまい、退職日が延び延びに……。
こうなると、転職先にも迷惑が掛かってしまいます。
転職は悪いことではなく労働者の権利
転職は悪いことではなく、労働者として認められた権利です。
憲法で認める「職業選択の自由」ですし、民法上でも労働契約の解除については、申し出から14日で成立すると定められています。
(期間の定めのある労働契約を除く)
就業規則にも自己都合退職の申し出時期は記載されています。
多くの場合は1ヶ月程度前に申し出ること、といった規定ですね。
(厳密には就業規則より法律の方が強いため14日前で成立しますが)
いずれにせよ、1〜2ヶ月前に申し出た上での退職というのは、
まず就業規則には抵触しませんし、法律でも認められた正当な行為です。
その上しっかり引継ぎをして退職するのであれば、何ら恥じることも、遠慮することもないのです。
「迷惑を掛けてしまう」という意識は確かに大切。
しかしあまりに遠慮がちに、弱気になり過ぎると、退職日が延び延びになってしまいます。
現職にも転職先にも迷惑を掛けてしまわないよう、しっかり注意しましょう。
もちろん、強気・喧嘩腰になって現職と気まずくなるのも得策ではありません。
いかに円満退職を演出するか、というのも立派なビジネススキルですよ。
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今回は、「退職活動の心得 第一弾」として、転職活動は悪いことをしているわけではないことをお伝えしました。
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