こんにちは。
キャリアコンサルタントの最上裕司です。
先日に続いて退職活動に関する有益情報をお伝えします。
今回は、「退職活動の心得 第二弾」です。
退職活動の心得2)転職先名を明かさない
上司に退職を申し出ると、普通は退職の理由を聞かれます。
そこで転職する旨を告げれば、当然のように「転職先」を訊ねられます。
ここで大事なのが、
「決して転職先名を明かさない」
ということです。
あまり知られていない事実かもしれませんが、転職先名を伝えただけで取り返しのつかない事態になりかねません。
転職先名を訊ねられたら、
「現時点では伏せさせてください。
転職後、落ち着いたタイミングで改めてご挨拶致します。」
そんな感じで何とか逃げきってください。
転職先名については、ガンガン聞かれるとは思います。それでも絶対に転職先名は伏せるようにしましょう。
転職先名を伝えてしまうと、最悪の場合、内定が「なかったこと」になるケースもあるためです。
退職活動で転職先名を伏せるべき理由
なぜ転職先名を伏せるべきなのか?
背景を理解すれば、注意すべき理由が分かりやすいはず。
例えば貴方がA社に在籍しており、B社から内定を得て、転職するとしましょう。
A社は大企業で、実は貴方が知らないところで、B社とは取引関係にあります。
つまり「B社にとってA社は顧客である」ということもあり得るわけです。
貴方がB社に転職することを聞いた上司は憤激します。上司がB社に怒鳴り込んだ結果、A社との関係悪化を恐れたB社は、貴方の内定を取り消した―――――。
これ、実際にあった出来事です。考えただけで恐ろしいですよね。
どこのどういうところで上司と転職先がつながっているか、全く分かりません。
事前に転職先を明かすことに、リスクはあってもメリットなどないのです。
たとえ異なる業界であったとしても、転職先名は決して言わないようにしましょう。
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>転職活動やコンサルタントへのキャリアに関する記事
転職先を伝えたことで内定取消も…「上手な退職活動」の進め方【実例】
https://www.axc.ne.jp/ccc-retirement-activities
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https://www.axc.ne.jp/media/careertips/Alumni
「年収アップ」でコンサルから事業会社に転職している人が意識していること
https://www.axc.ne.jp/media/column-career-change-case/ctoincomeup
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今回は、「退職活動の心得 第二弾」として、退職時に転職先名を伏せることの重要性についてお伝えしました。
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