こんにちは。キャリアコンサルタントの最上裕司です。
今回は、「退職活動の心得 第三弾」です。
退職活動の心得3)交渉しない
退職を申し出ると、当然のことながら「何で辞めるんだ?」という話になります。
リアルな理由としては、
・給与を上げたい
・忙しすぎる
・仕事内容が嫌だ
といったこともあろうかと思います。
しかし退職の意思を伝えるときは、交渉事になりそうな理由は避けるのが賢明です。
自分「(本音は人間関係だけど)年収アップのために転職したいんです。」
上司「分かった、年収アップさせるから考え直せ。残ってくれ。」
という具合に、「希望を叶えるから」という引き留めを受けた場合に、二の句を継ぐのが難しくなります。
さらに上司がそう言ったからといって、約束が保証されるわけでもありません。
上司「いやぁ、すまん、上に掛け合ったんだが、業績も厳しく、ダメだった。」
などと言われても、内定が出た会社はすでに辞退しており……となってしまうと、もはや後の祭り。笑うに笑えないですね。
仮に希望が一時的に満たされたことで、自社に残ったとしても、結局色々な不満が生じて後悔する可能性が高いもの。
経験則では、半年後ぐらいにはまた転職活動を始めている、ということが多いです。
退職時には交渉事を避けて前進
いずれにせよ、退職活動で交渉事を持ち出すと、退職までの期間が長くなる可能性が高いです。
退職したい気持ちはあるものの、退職理由がなくなってしまうなど、面倒になるケースが多々あります。
ここは「現職には不満はないです」という気持ちを伝えましょう。
その上で「とはいえ自分のキャリア上、現職ではなかなか経験できないこちらの領域に進みたく……」
という形で収めるのが得策です。
退職を伝えるときには、二の句を継げない事態を上手に避けることが大切です。円満退職で、新しい仕事に気持ち良く取り掛かれるようにしましょう。
ちなみに何も理由が言えない場合などは、
「一度親元に帰って家業を手伝います」
のような大人の嘘も、たまには必要かもしれませんね。
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>転職活動やコンサルタントへのキャリアに関する記事
転職先を伝えたことで内定取消も…「上手な退職活動」の進め方【実例】
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今回は、「退職活動の心得 第三弾」として、退職時に交渉しないことの大切さについてお伝えしました。
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