こんにちは。
キャリアコンサルタントの最上裕司です。
今回は、退職活動の心得第四弾。
まぁ、今回のテーマは心得というよりは豆知識であり、転職マーケットにおける通例です。
4)退職までのコンサルの活動期間
コンサルが退職を申し出てから実際に退職するまでの期間ですが、どのくらいが妥当だと思いますか?
ちなみに私はNTTデータから現職への転職の際、エージェントには、
「退職してからしばらく育休がてら時間を作りたいので、
内定後半年ぐらいしてから入社したい」
……なんて言っておりました(笑)
今思うと「とんでもないことを言ったもんだ」と。
辞意を伝えて退職するまでの退職活動期間(引継ぎ期間)ですが、
一般的には1〜2ヶ月と言われています。
当然、転職先企業からすると、内定を出してから入社まで、
「早ければ早いほど良い」
というスタンスです。
内定から入社まで3ヶ月となると、転職先企業はややネガティブな印象を持ちます。
3ヶ月というと四半期ですからね。
プロジェクトの状況、採用状況なども変わってる可能性もあります。
退職活動に際しては退職希望日を1〜2ヶ月後に設定
退職を申し出る際には、
「●月●日をもって退職したい」
と具体的な日付を伝えることが大切です。日付の設定は概ね1〜2ヶ月後ぐらいで伝えましょう。
例えば9月23日だと、10月末か、せいぜい11月末です。
月末退職なのはキリの良さと各種保険の手続きを簡単にするためですが、別に月中退職でも構いません。
上司から、
「引継ぎ期間等で最低3ヶ月以上」とか「半年先にしろ」とか言われるケースもあります。
転職先と現職の板挟みで悩むところです。
しかしながら、
●民法上は辞意表明から起算して14日後に退職可能
●就業規則での規定(普通は1ヶ月前に申し出れば退職可能)
●一般的な通念上、内定から入社までは1〜2ヶ月程度
という点を念頭に置きつつ、うまく調整するのもビジネスパーソンとして、乗り越えるべきミッションなのです。
引き継ぐ際にはまず、引継ぎが必要な項目を洗い出し、具体的に引継ぎのスケジュールを引くこと。
そして十分に2ヶ月以内で引継ぎが完了することを示すべきです。
プロジェクトマネジメントを経験している方であれば、プロジェクトと同等に考えれば良いわけです。
まず引継ぎ事項をWBSに落とし込んで……という具合にね。
困ったことがあればお気軽にご相談ください。
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>コンサルタントへのキャリアに関する記事
退職活動【心得(1) 悪いことをしているわけではない】
https://www.axc.ne.jp/column/axis-column/2011/0903/1511.html
退職活動【心得(2) 転職先名を明かさない】
https://www.axc.ne.jp/column/axis-column/2011/0911/1515.html
二の句を継げる退職活動【心得(3) 交渉しない】
https://www.axc.ne.jp/column/axis-column/2011/0917/1521.html
入社のタイミングは12月or1月?ボーナス等の視点からそれぞれのメリットを解説
https://www.axc.ne.jp/column/axis-column/2014/0928/2356.html
コンサルファームへの転職「入社月」によるメリット・デメリット
https://www.axc.ne.jp/media/change-jobs-knowhow/whentojoinfirms
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今回は、転職のタイミングを逃すことの危険性と、後悔しないために意識しておいてほしいポイントについてお伝えしました。
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