先日、某コンサルティングファームの戦略部隊で活躍する知人と雑談をしているときに、昔彼が面接を受けた外資系戦略ファームの話になりました。
外資戦略ファームといえば、ご存知のとおり超難関のケース面接で有名です。たとえばこんな感じですね。
- 「東京都内の電柱は何本?」
- 「新宿駅の1日の利用客数は?」
- 「ある店の売上を半年で2倍にするためには?」
- 「日本企業に就職する海外留学生を増やすには?」
- 「アパレル企業の食品事業展開についての戦略を考えよ」
周りにいた他のメンバーも、興味津々で身を乗り出して聞く体勢に。
彼が一番困った質問とは?
ところが、彼の話は意外なものでした。
面接官「君が20代、30代の社会人を集めて、講演をするとしたら、どのようなテーマで話をしたい?そしてそこで何を伝えたい?」
知人「・・・。」
お気づきでしょうか?これはケーススタディではありません。自己分析です。
ケース対策の本でフレームワークをいくら勉強しても回答できない類の質問です。
知人曰く、「あのときは若かったからコンサルタントになった後のことはあまり考えてなかったなあ・・。」
コンサルティングファームの面接はケースばかりではない
特に若い求職者の方に多いのですが、コンサルティングファームといえばケース面接ということで、ケースの準備ばかりしてくる人がいます。
しかし、実際の面接の場では、ケース以外のことも普通に質問されますし、ケースをせずに肩透かしを食うことも多いのです。
コンサルタント職に限った話ではありませんが、その応募要件を満たすことだけを考えて面接に臨むとうまくいきません。もちろん夢ばかり語られても困るのですが、面接官としても、できることならその人の成長を支援してあげたいと考えています。
だから上記のような質問が出ますし、「なぜコンサルタントになりたいか?」、「どんなコンサルタントになりたいか?」などはとてもよく問われます。
自己分析は重要!
転職活動は、自分のキャリアや人生観を見つめ直すとてもいい機会です。私たちが支援する求職者の中にも、転職活動後に現職残留を決断する方が一定数いらっしゃいますが、皆さん一様に、「転職活動してよかった」とおっしゃいます。
転職を考える理由は様々です。スキルや給与やワークスタイル。業界の将来性や企業のブランドを求める方もいるでしょう。
そのとき、合わせて自己分析することをお勧めします。もちろん目指す姿は変化していくものですが、自分はどんな人間で、将来どのようになりたいのか。ぜひ棚卸しをしてみてください。
自己分析がしっかりできている方は、自己を客観視しているので面接での受け答えもよりシャープになります。特に、いつのまにか転職が目的化してしまったり、コンサルタントになることがそのものが目的になっている方には、しっかりと自問してほしいことです。
どう自己分析したらいいかわからない、という方は遠慮なく私たちキャリアコンサルタントにご相談ください。これまでのたくさんの事例とともにお手伝いいたします。
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今回の記事では、某外資戦略ファームの5次面接で投げられた最も答えに窮した質問についてご紹介しました。
キャリアでお悩みの方はぜひアクシスコンサルティングにご相談ください。
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