こんにちは。 キャリアコンサルタントの志賀です。
M&A助言のレコフによると、23年度の日本企業が外国企業に対して行ったM&Aは前年度比2倍超の7兆3264億円で、20年度(7兆2128億円)を上回り過去最高!件数も前年度比1.2倍の474件で、過去最高だった17年度(433件)を上回った。
自前で進出するより、投資額が増えても、工場や販路、人材が一挙にそろう買収で海外進出を急ぐ企業が増えている事が背景にあるようですね。食品や製薬など「内需型」とみなされてきた業界でも、シェア獲得を目指した海外企業の買収が相次ぐ。武田薬品工業が昨年5月、スイス製薬大手ナイコメッドを1兆1086億円で、8月にはキリンホールディングスがブラジルのビール2位のスキンカリオール・グループを1988億円で買収している。
やはり、日本企業が海外に打って出る姿勢が鮮明になっている。平成23年度の日本企業による海外企業のM&A(企業の合併・買収)件数、金額ともに過去最高。世界的な景気減速で海外企業による企業買収の動きが鈍る中で、歴史的な円高を背景に、日本企業は設備投資などに使わずにためていた資金を活用し、M&Aを積極化させている。