今回の記事では、主に転職後すぐの段階に注目して、転職先の会社でキャリアを築くために”気を付けるべきこと・コツ”や”成功する人・失敗する人の特徴・その違い”をいくつかの事例と共にご紹介します。
「この会社でやっていけそうだ」と思えるようになってようやく転職活動が終了したと思う位で丁度良い
転職活動は内定がゴールではありません。
転職した企業で成果が出て初めて転職成功といえます。
ですから「この会社でやっていけそうだ」と思えるようになってようやく転職活動が終了したと思う位で丁度良いです。「思い描いていた会社に転職できて、一安心」という方は、早々にして会社に馴染めずドロップアウトしてしまうケースをいくつか目の当たりにしてきました。
入社後半年ぐらいは、新卒入社の時のように、がむしゃらで頑張る気持ちがあると、周りからの信頼も得やすく、仕事もしやすくなるでしょうか。
どのような立場・ポジションで転職したとしても、まずは粛々と業務をこなす事
能力は高いのに、入社後短期間で転職を検討されている方とたまにお会いします。事情は様々ですが、その多くは「組織に馴染んでいない」のが原因です。なぜ馴染めないかと言うと、前職や過去の経験・自分の方法論が前面に出てしまうから。転職先の上司・同僚など、周りの人と馴染めなくて当然です。
特にキャリアチェンジ組に多く見受けられるような気がします。私の場合はコンサルティング業界に中心に担当させていただいていますので、
・SE⇒ITコンサルタント
・ITコンサルタント⇒ビジネスコンサルタント
・事業会社⇒コンサルタント
・コンサルタント⇒事業会社
などのケースですね。
いわゆるザ・日系企業から外資系ファームへ転職したら環境が異なって当然です。
・研修・制度など、サポート体制が整っていない
・自分のデスクが無い
・休暇が取得しにくい
・組織の人間関係が希薄
・能力・スキル関係なく仕事が割り振られる
などが多いです。
コンサルティングファームから事業会社への転職では、
・意思決定のスピードが遅い
・上司・同僚・部下の業務クオリティが低い
・会社の利益よりも政治的な動きが優先される
・なんだかんだいって入社年次・年功序列
などです。
どのような立場・ポジションで転職したとしても、まずは粛々と業務をこなす事をお薦めします。
上司に否定的なコメントを求められた時以外は、間違っても同僚などに
「前の会社では✖✖だったのに・・・。」
「自分のスキルなら✖✖位できるのに・・・。」
「自分のやり方のほうが効果的だ。」
等と口走らないように。
参考コラム:コンサルタントに学ぶ、上司に評価される人とされない人の違いとは?
ある程度、成果が出て周りから認められるようになってから否定的なコメントをすべき
転職に成功する人の特徴として、ネガティブな発言は入社当初は控えるという点が挙げられます。
また、ネガティブな発言にはパフォーマンスが出ていない社員が集まりやすいです。社内ネットワークを築いてもパフォーマンスが出せるわけがありません。
ある程度、成果が出て周りから認められるようになってから否定的なコメントをすべきです。きっとそのコメントはネガティブに受け取られず「組織の課題」と認識されるでしょう。
能力のある人が転職してパフォーマンスが出せずに、再度短期間で転職してしまう。採用した企業も人材のキャリアにとっても大きな損失です。入社後のギャップを事前に伝える事も我々エージェントの責任であり介在価値です。
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今回は、転職後に成功する秘訣についてお伝えしました。
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