こんにちは。
キャリアコンサルタントの最上裕司です。
突然ですが、転職希望の皆さん。
ビデオゲーム「ドラゴンクエスト(以下ドラクエ)」で遊んだことはありますか?
私は思いきりドラクエ世代。
ドラクエ1が発売された1986年は10歳でした。
自宅にはファミコンがなかったものの、ファミコンを持っている友人宅に入り浸ってやり込んでいました。
もちろんドラクエ2以降も順調にやり込んでいますよ。
さて、そんなドラクエっ子な私、よく面談時に転職活動をドラクエに喩えて話します。
資格はドラクエで言う武器みたいなもんだ
たとえば、実務経験がなくても資格があれば良いか、というとそれは否です。
……という話をすることがあります。
資格というのは、難易度が高ければ高いほど、評価も上がるものです。
つまり資格は、ドラクエで言うところの強い武器ですね。
しかし実務経験がないのであれば、主人公自身のレベルは低いままですよね。
レベルの低い状態で強い武器を装備したところで、強い敵は倒せません。
転職市場で評価されるのは、あくまで実務経験なのです。
これにフィットした資格であれば、ものすごく強力な力になります。
逆に、実務経験とは関係ない資格だと、あまり意味はありません。
(ドラクエ的に言うなら、戦士は魔法使いの装備を身に付けられない)
ドラクエも現実もキャリアチェンジは慎重に
ドラクエにも「転職」というシステムがあります。
ドラクエでも現実でもそうですが、転職の際に大幅なキャリアチェンジはリスクです。
たとえば、盗賊だったキャラクターを戦士に転職させ、魔法使いへ転職させます。
最終的に「戦える魔法使い」いわゆる「魔法戦士」になるといったキャリアパスが見えてきますね。
いかにも強そうな響きですが、「魔法戦士」になったからと言って、ラスボスを倒せるとは限りません。
ラスボスを倒すためには、戦士なり魔法使いなりを「極めた」状態になる必要があります。
すなわち、
「魔法使いなら最も難易度が高く、威力がある呪文まで覚えてないと通用しないね」
という話です。
あまりにコロコロと職を変えすぎても結局のところ、強い敵には勝てません。
では何が一番強いのでしょうか?
答えはずばり、
「キチッと戦略を立てた転職を、有効なタイミングで最低限の回数だけ行う」
ことです。
……そろそろ喩えが強引になりそうですのでこの辺で。
ちなみに最近、この手の喩えをしたくて、
「ドラクエをやったことはあります?」
と聞いて、Noと言われることが多くて、切ない気持ちになっているのは内緒です。
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>コンサルタントへのキャリアに関する記事
コンサルタントへ転職するための「志望動機書」の作り方【未経験~ファームtoファームまで】
https://www.axc.ne.jp/column/axis-column/2015/0713/264.html
資格とキャリア
https://www.axc.ne.jp/column/axis-column/2009/0922/968.html
事業会社へ転職したコンサルタントがファームに戻るケース、その転職理由と採用における対策
https://www.axc.ne.jp/media/change-jobs-knowhow/ctogtoc
コンサルタントの転職先と失敗しないための3つのポイント
https://www.axc.ne.jp/column/axis-column/2018/0220/postcous.html
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今回は転職を検討中の方に向けて、ドラクエ風にキャリアを考えつつ、キャリアチェンジを慎重に行うことの重要性をお伝えしました。
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