求人票の応募条件|【必須】【任意(あれば尚可)】の違いとは?

こんにちは。キャリアコンサルタントの稲橋です。

求人票には会社の概要、特徴、業務内容、応募条件などが記載されていることが一般的ですが、良く補足をさせて頂くところが「応募条件」という項目です。

応募条件の中にも【必須】、【任意(あれば尚可)】と別れていくつかの条件が記載されていることが多いです。

候補者様からは、両者の違いや定義について聞かれるケースが多い印象です。

【必須】でも5~6割条件と合致すれば、書類通過の可能性も多々ある

【必須】として記載があると…

絶対に経験がなくてはダメ、と思われる方も多いと思います。必須と書いてあればそう思うのが普通だとは思いますが…。

もちろん本当に条件としている経験、知識などがすべてないとダメという企業もありますが、どちらかというとそのような企業は少数になると思います。

こちらから紹介した求人に関して興味はあるけれども「私はこの部分の経験がないので…」と言って応募を躊躇う方もいらっしゃいますが、私はご自身の中で5~6割くらい条件とマッチするものがあれば、応募を勧めています。

1つの職種の中でも求められるスキル、経験が異なる場合もありますし、ある領域の経験はなくても、他の領域の経験は強みとアピールできる、という場合には、記載されている条件を満たしていなくても書類選考が通過するケースというのも多々あります。

そもそも応募条件が漠然としすぎているという場合もありますが…。

参考:「転職求人票の“応募条件”。実は満たしていなくても応募できる?」
https://www.axc.ne.jp/ccc-qualifications

【任意(あれば尚可)】は同じ経験の候補者が並んだ場合に比較検討のポイントとなりやすい

あとはもう一つの【任意(あれば尚可)】という項目については、逆に『あれば良い』、ということなのでなくても大丈夫!と思っている方も多いと思います。

例えば英語力。

尚可条件としてTOEIC700点以上、という項目があった場合、TOEIC700点がなくても応募はできます。

ただし、必須条件を満たす自分と同じ経験をしており、年齢もほぼ同じで、TOEIC700点を持っている別の方が同じタイミングで応募していた場合、企業としてはTOEIC700点持っている方選び、結果として書類選考でお見送りになるというケースもあります。

必須条件を満たしているにもかかわらず…です。

応募のタイミングや採用ニーズ、他の候補者との相対評価によって、企業の選考基準が変わる場合もあり、応募条件に書いてあることを鵜呑みにするとせっかくのチャンスを逃したり、逆に腑に落ちない理由でお見送りということもあります。

少なくともせっかくのチャンスを逃さないように、応募条件について不安、懸念などがある場合には是非ご相談下さい。

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今回の記事では、求人票の応募条件における【必須】【任意(あれば尚可)】の違いについてご説明しました。


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