こんにちは。
キャリアコンサルタントの最上裕司です。
前回に続き、転職後の新天地にてうまく過ごすためのコツをお伝えします。
前回は「今の彼女に元カノの話を持ち出しすぎない」のと同じように、
「転職先で何かと前職の話を持ち出しすぎない」
ことが新天地でうまく過ごすコツという話でしたね。
今回は「郷に入れば郷に従え」という話をいたします。
新天地でうまく過ごすコツ:転職直後は郷に従う
「郷に入れば郷に従え」とは、ある社会集団に入った後は、その集団の方針に合わせて行動するべきという意味のことわざです。
たとえ集団の方針が自分の考え方と異なっていても、組織の一員として方針に従うことの大切さを説いています。
新しい職場に転職後、特に最初の数ヶ月間は「郷に従う」ことが大切です。
社会人経験がゼロという状態の新人とは異なり、中途の場合はそれなりに社会人経験を積んでいます。
したがって得意とするやり方や考え方を持っているはずです。
新卒以来自分を育ててきてくれた企業の仕事の進め方、文化などにより培われたルールは、身体に染みついているもの。
決して悪い事ではないため、うまく現職のルールと融合させながら活かせば良いわけです。
中途を採用する意味は、そういう点にあると言っても過言ではありません。
新天地でうまく過ごすコツ:自分のやり方を主張する段階に注意
新天地でのやり方に慣れてきて、実績も積み重ねた後は、少しずつ自分のやり方を主張し始める人もいます。
ここで重要なのは、自分のやり方を主張するタイミングに注意することです。
入社して間もない頃、まだ何ら実績も挙げていない段階で、新天地でのルールや文化を無視してはいけません。
あまりに早い段階で、
「私はこれまでこうやってきたから」
と主張すれば、当然現職の先輩たちに不快感を与えてしまいます。
私は正直「郷に入れば郷に従え」という言葉があまり好きではありません。
ただ少なくとも、転職後に自分がしっかりとその企業で実績を挙げて、存在感を示すまでは「郷に従う」方が無難です。
転職直後は、現職のやり方に不満を抱き、色々と文句を言いたくなることも多いものです。
ただしまずは「その会社の人になる」ことを優先させた方が、中長期的に考えると功を奏す可能性があります。
仕事は一人でやるものではなく、組織で結果を出すものです。つまり組織から信頼されることも仕事の一部なのです。
まずは新しい転職先の人々から好かれて、信頼してもらえるよう、謙虚に実績を積み重ねましょう。
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今回は、「郷に入れば郷に従え」が、新天地である転職先になじむためのポイントであることをお伝えしました。
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