平成19年より募集・採用における年齢制限禁止が義務化されました。
求人票などに年齢を制限する文言を記載してはいけない訳ですが、
「特定年齢層の特定職種の労働者が相当程度少ないため 」など
年齢を限定している理由を記載すれば記載出来ます。
ですので結論、義務化の前後で大きな違いはありません。
この件については思うこともありますが、また別の機会に。
年齢制限は一番多いのが35歳、続いて30歳、40歳の順になります。
35歳以下に限定されている求人は本当に35歳までをターゲットにしているのでしょうか?
感覚値ですが、70%以上の求人は36歳でも問題ないです。
そもそも求人票を作成するプロセスで、
人事部が現場のマネージャにヒアリングに行くケースが多いのです。
人「募集年齢はどうしましょうか」
マ「20代後半から35歳位かなー。」
このようにして「社会人経験3年以上35歳迄」という求人票が出来上がり、
求人メディア・エージェント等に、募集年齢35歳迄の求人票が送られてきてる可能性もあります。
実際、現場の方に直接お聞きすると、35歳迄ではなく「35歳位」という回答が多いです。
募集年齢35歳迄の求人が巷にあふれるとどうなるか?
「34歳だから、そろそろ転職考えなくちゃ」という方が増えます。
正直、34歳でも36歳でもそう変わりません。
重要なのは市場とご自身のスキル・経験です。
もう1個プロジェクトを経験したほうが良い場合もあるでしょうし、
現職の業務の状況もあるでしょう。
とある転職希望者の方は35歳でしたが、転職活動を1年半遅らせました。
結果は応募した企業殆どで内定を獲得されています。
最後に経験したプロジェクトが評価された為です。
年齢制限は目安位に考えて頂いて問題無いです。
ただ5歳以上乖離があると、難易度上がりますね。
年齢・待遇により、お任せするタスク自体が変わってくる確率が高いので、
面接に至ったとしてもポジション・タイトル変更での選考になるケースが多いです。
もちろん、正確に35歳迄の求人もあります。
・部門の責任者や代表が35歳等、組織のバランス上
・本当は30代前半が好ましいが、母集団形成出来ないので35歳迄広げている
・人気企業で応募が殺到、デジタルに年齢で書類選考している
などです。
ただ、こういった場合でも、丁寧に説明して書類通過・内定に至ったケースも数知れず。
当然ですが、採用する側は候補者の1~2歳の年齢差よりは、経験・スキル・人間性に興味があります。
あ、弊社でも組織構成上35歳位迄の方を採用したいと考えていますが、37歳でも38歳でも大歓迎です。
同じ目的で仕事できる方であれば、40代の方も歓迎です!
関連記事:「35歳でシュリンクするコンサル・しないコンサル」
https://www.axc.ne.jp/column/media/careertips/35Shrink
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今回は35歳以下に限定されている求人は本当に35歳までをターゲットにしているのかという質問に対する答えをご紹介しました。
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