こんにちは。
コンサルタントの稲橋です。
転職活動をする際に企業を選ぶ基準というのは、
知名度、規模、海外展開しているか?、年収が良いか?など
色々あると思いますが、皆さんは何を基準にしていますか?
例えば、マーケティング戦略における競争地位の概念では、
市場のシェアと経営資源によって企業を大きく4つに分類しています。
リーダー(40%): 量的経営資源(大)、質的経営資源(高)
チャレンジャー(30%): 量的経営資源(大)、質的経営資源(低)
ニッチャー(10%): 量的経営資源(小)、質的経営資源(高)
フォロワー(20%): 量的経営資源(小)、質的経営資源(低)
なお、経営資源(量的、質的)については、
●量的経営資源:
投入資金額、販売拠点数、営業担当者数、生産規模・生産能力など
●質的経営資源:
技術力、マーケティング力、ブランドイメージ、トップのリーダーシップなど
となります。
競争地位ごとの特徴や具体的な企業(自動車とコンビニ業界の例)は
下記のイメージです。
■リーダー(トヨタ自動車、セブンイレブン)
収益力と全方位戦略でチャレンジャーをたたく。
ナンバーワンの地位とブランドの維持
■チャレンジャー(日産自動車、ホンダ、ローソン)
差別化戦略でシェアを拡大し、トップを狙う。
フォロワーいじめで収益確保。
■ニッチャー (スズキ、スバル、ポプラ)
集中化、専門化戦略で、ミニ・リーダーの地位を築く。
地位を維持し、狭い市場でも高収益を目指す。
■フォロワー (マツダ、三菱自動車、ファミリーマート)
模倣戦略・低価格。資源の蓄積と独自性の獲得を目指す。
リーダーに報復されないよう競争回避する。
例えば、今後の企業戦略として、
・ニッチャーである企業がチャレンジャーの立場に移行する、
・フォロワーである企業がニッチャーの立場に移行する、
・チャレンジャーがリーダーに攻撃する
など
様々なパターンが考えられますが、
そもそも自分が応募しようとしている企業はどの立場か?
また、今後の戦略としてどのパターンに該当するのか?
というのを考えてみるのも面白いかもしれません。
自分のスキルアップ、キャリアアップという視点は持ちつつも、
会社として業界でどのような地位、方向性を目指しているのかも
参考にしてみると、その企業を選ぶ新たな基準にもなるかもしれません。
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