皆様こんにちは。アクシスコンサルティングの福原です。
先日、とあるヘルスケア領域の素材メーカー様よりお問い合わせを受け、「ポストコンサル求人(コンサルタント経験者向けの求人案件)」の採用支援ミーティングに訪問してきました。
内容は「製造部門の統括部長が高齢のため、次期部長候補を採用したい」というご相談でした。業界特有の業務知見が必要になる重要なポジションです。
しかし先方は「あえて同業他社の経験者ではなく、コンサルティングファーム在籍者を紹介してほしい」とのこと。
なぜコンサルタントを探しているのかを伺ったところ、「企業がコンサルタントに期待するもの」が見えてきました。
元コンサルタントに期待しているもの①固定概念に縛られない発想
具体的に先方が期待していることは「業界の常識にとらわれない発想」でした。同業他社での経験者を採用すれば、スムーズな引き継ぎが行えるでしょう。
しかしながら、その業務はあくまで前任者の業務の延長線上にあり、そこに新たな変化は生まれにくいとのこと。
「コンサルタントであれば、数多くのクライアントでの課題解決支援の経験から、固定概念に縛られない柔軟な発想を持ち、企業に化学反応を起こせるだろうと期待した」との考えでした。企業の変革に向けた強い意志が感じられるお言葉でした。
元コンサルタントに期待しているもの②業務知見のキャッチアップ力
一方で、ここまでの流れには疑問が残ります。
固定概念に縛られないのは良いことですが、コンサルタントでは該当領域の業務知見が不足しているはずです。ここについて先方は「コンサルタントが持つキャッチアップ力に期待しているため問題ない」と回答されました。
コンサルタントは、プロジェクトへのアサインが決定するとクライアントの属する業界や企業内部の事情について、徹底的に調査研究・分析を行います。
業界における業務知見はクライアントが一番熟知しているものです。そのクライアントに対する課題解決支援を行うためには、クライアントが属する業界と企業内部について、業務知見をマスターする必要があります。
このキャッチアップ力に先方は目を付け、「現在の統括部長からのレクチャーによって、数ヶ月で必要な業務知見をキャッチアップしてもらいたい」とお考えでした。
コンサルタントに対して、現在持ち合わせている知見以上に、「固定概念に縛られない発想」や「業務知見のキャッチアップ力」といったビジネススキルが期待されていることは、コンサルタント経験者の市場価値の高さを改めて感じるきっかけとなりました。
このような要望は同社に限らず多くの企業で存在します。弊社では、ポストコンサル求人を多数取り扱っておりますので、ご関心をお持ちの方は、是非お気軽にご連絡ください。
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>ポストコンサルにおける事業会社への転職に関する記事
【転職事例】コンサルから事業会社に転職して、1年半経って初めて見えてきたこと
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【コンサル出身者 採用事例①】メガベンチャー(社員数1,000名以上)における採用背景~採用活動~入社後の定着+コンサル出身者からのコメント
https://www.axc.ne.jp/media/careertips/consulrecruitingcase1
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今回は、事業会社がコンサルタントを採用する理由をお伝えしました。
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