こんにちは。
コンサルタントの稲橋です。
転職先の企業に求めるものは人それぞれ異なり、業務内容やポジションといった仕事に関するものから、労働時間、福利厚生といった環境的なものなどさまざまです。
しかしどの条件にも満足できる職場は少ないもの。なるべく理想に近い転職先を見つけるには、どのような工夫が必要なのでしょうか。
【目次】
転職で何を重視するかは年齢によって変わる
転職先を選ぶ際に重視する条件は、年齢によって変化するものです。
20代前半であれば「年間休日数が多く、残業時間が短い」といった、ライフスタイル重視の働き方を求める人が多い傾向にあります。
若い世代の場合、仕事を「快適なライフスタイルを確立するための手段」とみなしている人が多いことが明らかとなりました。
一方20代後半から30代になると、「高い給与」を重視する人が多くなってきます。結婚して子供をもうけた結果、これまで以上に稼ぐ必要が出てくる年代のためでしょう。
家族のために「安定した生活」を求める人は、年齢が上がるごとに増えていくのです。
またどの年代も、次に重視することとして「業務内容」「勤務地」「職場の雰囲気や人間関係」「休日日数・休日の取りやすさ」などを挙げる人が多いことがわかっています。
参考:クリエイト転職「転職活動で重視するポイントは?求人で重視する項目」
つまりいずれの年代の人も「快適なライフスタイル」「安定した生活」の前提となる条件を重視しているわけです。
転職で重視する条件に優先順位をつけることが大切
求めるものが複数出てくるケースもあると思いますが、その場合は何を重視するのか、優先順位をつけて考えておく必要があるでしょう。
絶対に譲れない「MUST」の条件を1つ定め、それを軸に妥協してもいい「WANT」の条件を定めていくのです。
決め手である「MUST」を見定めることは、転職の軸を作り、複数の企業から迷わず理想の第一志望を見極めることにつながります。
また環境的なものを最重要視して企業を選ぶ場合、
・現在の企業と比べて労働時間が短そう
・残業代がちゃんともらえる
・福利厚生が充実している
といった側面から判断することになります。
ここで注意すべきなのは「その環境がずっと続く保証があるか」という点です。
入社当初は残業した分、残業代が支給される条件だったものの、途中で裁量労働制に変わることも考えられます。
また「住宅手当が○万円出ていたが、減額される」あるいは「全く支給されなくなる」
といったケースもゼロではありません。
特に家族がいる方であれば、
「自分だけでなく、家族を安心させてあげられるような環境的に条件が整った企業を選びたい」
という気持ちを抱くのは自然なことです。
しかしあまりにも条件を重視しすぎると、制度が変わった時に、職場環境に耐えられなくなることも考えられます。
もちろん環境的な部分を重視して企業を選ぶことが悪いわけではありません。
プラスして「転職することで、自身のスキルアップやキャリアアップに繋がるか」
という視点、
つまりMUSTでもWANTでもない「HOW」=「どのような業務内容か・どの職種でどのように働くか」を重視する意識は、
必ず持っておいた方が良いと思います。
なお、面接で「何を重視して転職活動しているか」と問われた場合、
ライフスタイルではなく「なぜその企業でなければならないか」を伝える必要があります。
うまくアピールするためにも、ぜひ転職エージェントで面接対策や職務経歴書作成のサポートサービスを利用してみてください。
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今回は、転職で何を重視するかについて考える際のポイントをお伝えしました。
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