こんにちは。
キャリアコンサルタントの最上裕司です。
先日、ライフネット生命保険会長兼CEOの出口治明氏のインタビュー記事が
10/2付日経産業新聞に出ていました。
「50代、起業も人生の選択肢 若い世代の鏡に」
50代を「遺書」を書く時代と捉え、若い世代に何をバトンタッチするのかを
真剣に考えるべき、という話。
あるいは50代で起業というのも選択肢であり、中高年が積極的にリスクをとって
チャレンジすることで、若い世代のロールモデルになるべき、としています。
特に共感したのがこちらの一文。
仮にうまくいかなかったとしても、人生にはまだまだ長い時間が残されている。20歳前後で世に出るとしたら、人生80年の今日、50歳はまだマラソンの折り返し地点にすぎない。米国のベンチャー業界には失敗という言葉がないといわれているが、それは次のジャンプのために経験を積んだと、周囲の人が当たり前のように受け止めるからだ。日本にはそのような文化はまだないが、現実をよく見れば、失敗をそれほど深刻に受け止めなくとも大丈夫だということがわかるはずである。
本当にその通りだな、と思います。
人生80年、とまで言わずとも、少なくとも年金受給年齢ぐらいまでは、
食うためにも「稼ぐ」必要があるわけです。
我々の世代だと、70歳ぐらいまで年金がもらえないのではないかと思います。
(もしかしたら破綻してるかも知れません)
20歳そこそこで社会に出て、70歳まで稼げるようなキャリアを積む必要があるわけです。
実に50年!
私のところにもよく、「30も半ばなのでそろそろキャリア的にも落ち着きたくて…」
というご相談者がいらっしゃいますが、30代半ばというと、社会人として10年ちょっと。
50年近く食っていかなきゃいけないのに10年ちょっと、すなわち全体の1/4ぐらいです。
そう考えるとまだまだ守りに入るのは早いかな、という気がしますね。
一生食っていくためのキャリアとは何か。
じっくりと自分の足跡を振り返りながら考える必要がありそうです。
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