【転社か転職か】の見極めが重要

皆様こんにちは。
アクシスコンサルティングの福原です。

日々、キャリアのご相談を受ける際に、私が注意深く伺うことがあります。

それは、その方の希望が職種を変える「転職」なのか、職種は変えずに会社を変える「転社」なのかということです。

【目次】

  1. 転社は同じ業界、転職は違う業界に移ること
  2. 転職ではなく転社が理想的だった実例

転社は同じ業界、転職は違う業界に移ること

転社は前職と同じ業界で働き続け、会社を変えることです。一方転職は別の業界に移り、新しいスキルを習得することを指します。

コンサルタントとしてファームからファームに移った場合は「転社」ということになります。

多くの日本人は「転職」という言葉を使いたがり、弊社もまさに「転職エージェント」と名乗っていますが、
ほとんどの人が事実上「転社活動」しているのが実情です。

転社と転職のどちらが良いかは、その人のキャリアプランによって異なります。

転職ではなく転社が理想的だった実例

例えば、現在ソリューション営業職をしており、ソリューション営業ではクライアントの課題解決にリーチできないことにもどかしさを感じ、転職を希望している方がいたとします。

この方の希望は、ソリューションの限定されないコンサルタントへのキャリアチェンジ。

私どもキャリアコンサルタントは、この場合、コンサルタント職の求人案件はもちろんご紹介します。
加えて、営業職やその他の職種の求人案件もリサーチを行い、事前に用意をした上で面談します。

この方であれば、面談前の段階では営業職には全く関心を寄せないでしょう。

しかし、面談では約1時間、これまでの経歴や転職を考えたきっかけなど、様々な角度からその方のご志向をヒアリングさせて頂きます。

その中で、目指すキャリアの方向性が変わることも決して少なくありません。

具体的には、上記の場合は「ソリューション営業という職種」に対する不満をお持ちです。

しかし現職の営業スタイル等を詳しく伺うと、ポイントは「職種」ではなく、
「クライアントとのリレーションが短期的で、本質的なニーズを掴めていない」
という“営業スタイルの問題”であるという結論に至る場合があります。

だとすれば、この方の希望を満たす職種は必ずしもコンサルタントとは限りません。

同業のソリューション営業職であっても、“深耕営業”のスタイルを取る企業であれば、この方の希望は十分に叶えることが可能です。

更に転職=キャリアチェンジの場合は、未経験部分のキャッチアップが必要であり、入社後の立ち上がりには一定の時間と労力がかかります。

一方営業職に転社するのであれば、これまでの経験を余すことなく発揮できるため、入社後の立ち上がりも早くなります。

したがってこの方の場合は、「転職」よりも「転社」をする方が、理想のキャリアへの近道です。

売り手市場の現在、転職マーケットではリーマンショック期に比べて、幅広いキャリアの選択肢が用意されています。

その中で自身の目指すべき方向を誤らないよう、取るべき手段が「転職」なのか「転社」なのか、しっかりと熟考して行動に移すことが重要です。

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>転職に関する記事

コンサル転職のよくある失敗例【バリューを出せない理由とその対策】
https://www.axc.ne.jp/careertips/2014/0711/2290.html

【中堅コンサルティングファームから大手ファームへの転職事例】転職理由は「井の中の蛙では終わりたくない」
https://www.axc.ne.jp/column-career-change-case/2013/0702/513.html

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今回は転職と転社の違いを意識することの大切さをお伝えしました。

キャリアでお悩みの方は、ぜひアクシスコンサルティングにご相談ください。


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