【実話】スキルが完璧でも最終面接で不採用に

スキルは完璧・相性も抜群。

そのような候補者でも、最終面接で不採用になる可能性はあります。

【目次】

1. スキルは完璧。1次面接官との相性も良かったのに…
2. なぜ、その会社に入りたいのか？
3. 志望動機は中長期目線でアピール

スキルは完璧。1次面接官との相性も良かったのに…

ある事業会社で経営層に近いポジションがオープンになり、まさに企業の求める経歴のビジネスパーソンの方がいました。

その方も企業や該当のポジションには興味があり、早速応募。予想通り書類選考も通過し、1次面接へ。

1次面接では過去の経歴のヒアリングやスキルの確認など基本的なところから始まりましたが、企業側としては求める経験、候補者の方は活かせる経験がマッチしているということで、スキルの部分はまったく問題なし。

面接官との相性も良く、それ以外の話もかみ合う形で面接も即通過となりました。

順調に経営層との最終面接へ進みました。これだけテンポよく選考が進んでいくと、恐らく問題なく内定を頂けるだろうと、誰もが予想するに違いありません。

しかし結果としては最終面接でお見送りになってしまったのです。

なぜ、その会社に入りたいのか？

スキルも相性もマッチしていた応募者が不採用になった理由について企業側は、
「事業に対する共感性と、中長期の視点でのコミット力に懸念があるため」と語っていました。

応募する企業がコンサルティングファームか、事業会社かで、その企業がおこなっている事業への共感性を重視される度合いは変わってきます。
特に事業会社の場合は、企業理念への共感性が問われるケースが多いです。
「共感性」とは「なぜその会社に入りたいのか？」という志望理由・動機を話す際に必須の要素。

「御社の○○な点に共感したため、ぜひ目標達成に向けて長期的に貢献したいと考えました」
と伝え、自身のキャリアプランを交えながら、入社後に実現したいことを中長期的な視点から伝えなければなりません。

共感性がうまく伝わらず、志望動機が短期的な視点になっていると、
「任せるプロジェクトが終わったら、また他へ行ってしまう」
という懸念を持たれるケースがあるためです。

特に事業会社の場合、
「中長期、もっと言ってしまえば、一生働いてほしい」
という考えが強い傾向があります。

先ほどの応募者は「これまでの実績からコミットする力が強い」と判断してもらえたものの、視点が短期的だった結果、お見送りになってしまいました。

したがって、例えば5年後、10年後、20年後、各段階で何がやりたいかをしっかり伝えて、やる気・熱意をアピールすることが重要です。

志望動機は中長期目線でアピール

「企業の求めるスキルと自身の活かせる経験がマッチしているか」はあくまで前提条件です。

それに加え、
「なぜその会社に応募するのか、また、中長期でどのようなことを実現、あるいはどう貢献したいのか？」
をしっかりアピールできるかが、合否を分けるポイントの1つです。

新卒のときは誇れるスキルがないため、誰もが志望動機を一生懸命練り上げます。一方中途採用の場合、スキルがあることに慢心して、ついつい志望動機がおろそかになりがちです。

中途でも志望動機は重要です。しっかり準備して臨んでくださいね。
どう作ればいいかわからないときは、私たち転職エージェント「アクシスコンサルティング」にお気軽にご連絡ください。

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転職での「最終面接お見送り」が増えている？合格率を高めるための3つの心得
https://www.axc.ne.jp/ccc-knowledge-of-the-final-interview

コンサルタントへ転職するための「志望動機書」の作り方【未経験～ファームtoファームまで】
https://www.axc.ne.jp/column/axis-column/2015/0713/264.html

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今回は、スキルが完璧でも不採用になるケースについてお伝えしました。

キャリアでお悩みの方は、ぜひアクシスコンサルティングにご相談ください。