こんにちは。
キャリアコンサルタントの田畑です。
「転職活動は準備しすぎると危険」といった意見があるようですが、本当にそうでしょうか。
実際は、事前に「確認しすぎるほど」確認した方が良い項目と、あまりに力を入れすぎると逆効果になる項目があるので見ていきましょう。
【目次】
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- 確認すべき事柄①年収内訳
- 確認すべき事柄②入社日
- 確認すべき事柄③企業の所在地
- 確認すべき事柄④会社名について
- 転職活動で準備しすぎるのがNGなのは面接の受け答え
確認すべき事柄①年収内訳
年収内訳は、企業によっては12分割・14分割・16分割など異なります。
内定後、提示された年収は希望にマッチしているが、月ベースで必要な金額を下回った為、やむなく辞退される方もいるのが現実です。
年収の詳細について、内定を受諾する前に面談の場を設け、確認しておくのがお勧めです。
確認すべき事柄②入社日
企業によっては月初の1日入社の受入れのみの場合もあります。
月中入社を希望される場合は入社日の受け入れ体制の確認が必要です。
確認すべき事柄③企業の所在地
意外と見落としやすいのが、同じ駅名でも路線が異なる場合があることです。
企業のホームページに「アクセス ○○駅から徒歩3分」と記載があったとします。
しかし実際は「JR○○駅」からであれば徒歩3分でも、「私鉄○○駅」からは徒歩15分というケースも少なくありません。
同じ駅でも路線や出口によって所要時間が異なる点を考慮し、面接前までにマップを参照して確認するのが無難です。
確認すべき事柄④会社名について
細かいことですが、応募企業の正しい会社名(表記・呼称)を再確認しましょう。
自分が考えている名称と正式名称が異なっていたり、重要書類に誤字を書いてしまったりする人もいます。
企業名を間違えることは絶対にNGのため、入念に確認してください。
企業名を間違えやすいパターン
正)キヤノン ⇒ 誤)キャノン
正)日本(ニッポン)○○株式会社 ⇒ 誤)日本(ニホン)○○株式会社
正)前株 ⇒ 後株
etc…
転職活動において、先入観があることは危険です。
「こんなこと確認しなくても大丈夫だろう」という思考に陥らず、些細なことでも気になる点は事前に確認してもらった方が、後戻りの無い効率的な転職活動に繋がります。
転職活動で準備しすぎるのがNGなのは面接の受け答え
「転職活動は準備しすぎると逆効果。肩の力を抜いて、リラックスした方が良い」と考える人もいます。
しかし「準備しすぎる」のが禁物なのは、あくまで「面接中の受け答え」です。
「志望動機」や「前職で培ったスキル」など、必ず聞かれる質問への受け答えは、事前に台本を作って練習するのが一般的でしょう。
しかし練習をしすぎると、あまりに完璧な受け答えが「機械的」「丸暗記している」などという印象を面接官に与えてしまいます。
したがって転職活動の面接での受け答えはあくまで骨組みを頭に入れつつ、面接本番ではその場で面接官と自由にコミュニケーションを取り、会話を楽しむつもりで取り組むことが大切です。
こういった意味で、面接は「準備しすぎる」のが禁物であり、受け答えの練習は週に数回・1回30分程度取り組むのが適しているとされています。
しかし今回解説した「入社日」「所在地」「企業名」などは絶対に間違えてはならず、暗記すべき情報であり、念には念を入れて確認することが大切です。
他にも当日の身だしなみや持参書類(履歴書・職務経歴書)など、転職活動中の方は必要事項をリスト化して、可能な限り確認することをお勧めします。
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今回は転職活動時にしっかり確認すべき項目についてお伝えしました。
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