努力の割に仕事がはかどらないのはどうして?
仕事に力を注いでいるはずなのに、「全然成果がでない」「自分だけ残業している(長時間働いている)気がする……」といった不満にとらわれることは少なくありません。
結果がでなければ、勤労意欲は低下。やる気がなければ、仕事もはかどらず成果もあがらない。
結局、負のループに陥ってしまうのです。
その状況を打破するのに適しているのが、グレッグ・マキューンが提唱する「エッセンシャル思考」。
彼は米シリコンバレーのコンサルティング会社「THIS Inc.」のCEOで、この考えをまとめた「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」(かんき出版)は日本でもベストセラーになっています。
エッセンシャル思考で生活スタイルを見直す
この本によると、エッセンシャル思考の基本は「適当に全部やろうと考えず、本当に重要なことを選び取り、それを確実に実行。自分の力を最大限の成果につなげる」というものです。
書籍にある一例を紹介しましょう。
エッセンシャル思考
・より少なく、しかしより良く(大事なことは少ない。それを選び行う)
・やることを計画的に減らす(本当に重要なことを見極め、それ以外は断る。あらかじめリスクを取り除いておく)
結果、質の高い仕事ができ、充実感のある毎日を送ることができる。
非エッセンシャル思考
・みんな、すべて(どれも大事。全部こなす方法を模索)
・やることを、でたらめに増やす(なんでも請け負ってしまう。差し迫ったものから片付ける。根性でがんばる)
結果的には、何もかもが中途半端。振り回されて、疲労感・無力感が残る。
(出典:エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする(かんき出版))
グレッグ・マキューンの体験談
なお、マキューン氏は講演、執筆を行うと同時に、米アップル、グーグル、フェイスブック、ツイッターをはじめ、有名企業にアドバイスを与えているそうです。
彼は自身のコラムで、戦略アドバイスを行っているある人物について、こんな体験をしたということを綴っています。
私の友人の1人に、あるグローバル企業のエグゼクティブ・ディレクターがいる。
彼は知的で意欲的だが、絶えず気が散っている。
どんな時でもツイッター、Gメール、フェイスブックをやっていて、さらに複数のインスタント・メッセージで会話しているのだ。
これらのほとんどはある程度は役に立っている。
だが彼は、もっと重要なやるべきことが他にあると心の底ではわかっている。
(出典:http://www.dhbr.net/articles/-/2544)
優秀な人材である程、このような状態に陥ることはありがちだと言えます。
グレッグ・マキューンのメッセージに何かしら感じるものがあった方は、この本を読んでみてはいかがしょうか。
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