ケースインタビュー
3つのケースインタビュー
ケースインタビューは大きく分けると以下の3つに大分されます。
①フェルミ推定
仮設を立て、既に持ち合わせている情報等から大まかな数字を導くパターンで「フェルミ推定」とも呼ばれている。
(例)「ニューヨーク市街地にマンホールの数はいくつある?」この場合、ニューヨークの市街地が碁盤の目状に作られている特性を前提として、マンホールがだいたい交差点に1つあるという仮説を立て算出します。ニューヨークの土地特性を理解する必要があるなど、幅広い知識を必要とします。
②ロジックツリー(イシュー・ツリー)
課題の原因等を分析し、その具体的な問題解決策を提示するパターン。
(例)「カフェの利益を上げるためには?」利益を上げるためにはコスト削減するか、売上を上げるかの2つの選択肢がある。
コスト削減も直接費を削減するか、間接費を削減するか、という選択肢、売上を上げるにも客単価を上げるか、集客数を集めるか、という選択肢に分かれています。
また売上は単価と個数に分けられますので、個数を伸ばす方法と単価を上げる方法を構造化していきます。このようにカフェという場に一番適切な選択肢を選び、解決策へ導いていきます。そのためにはもれなくダブりなく問題の原因分析を行なう必要があるのです。
③選択問題
ある事象や計画などに対し「是か非か」を問われたり、一番適切な選択を迫られるパターン。
(例)「無人島にひとつものを持っていくとしら何?」「安楽死は是?非?」など。どちらが正しいか、あるいは何が適切か、複眼的に物事を捉え、具体的な論拠に基づいて主張することが求められます。
いずれも、【①前提をしっかりと→②飛躍しない→③モレのないように】回答を導くことがケースインタビューのポイントとなります。また、このようにモレなくダブりなく構造化していく手法でマッキンゼーが考案したMECE、「Mutually Exclusive and Collective Exhaustive」というコンセプトがあります。
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