我々はキャリア構築のお手伝いをするうえで、皆様の長期的なキャリアを如何に良いものにするか常に考えて、案件を提案しております。
「どの環境で、どんな知見を得られるか」
ということを考えるわけですが、やはり人は環境が重要なんだなぁ、と感じることがあります。
良い環境で、「良いロールモデル」に出会えるかどうかで、理想のキャリアを歩めるか否かが変わってくるのです。
【目次】
ロールモデルの見つけ方|中高一貫校を例に考える
ロールモデルは、自分の生き方の模範・お手本になる人物を指します。
1人でもロールモデルがいれば、将来に進むべき道が分からず悩んでいるとき、頼もしい道しるべになってくれます。
ロールモデルのような生き方を歩むことで、自身の理想のキャリアプランが明確になり、迷いが消えていくでしょう。
見つけ方としては、以下の要素を中心に探していくと、ロールモデルになり得る人物像を絞りやすいです。
・年齢が近い人
・職場や学校など自分の活動範囲内にいる人
・同じ業種の人
・自分にとって理想的な生き方をしている人
・複数の人の理想的な要素を組み合わせた人物像(モザイク型ロールモデル)
ただし、実は年齢が多少離れていても、考え方や行動などの違いを知り、ロールモデルとして掲げることが可能です。
昨年から息子は6年制の男子中高一貫校に通い始めました。
子供の生活を見ていて、当たり前のことですが、凄いなぁと思うところがあります。
部活は当然のように、中学1年生と高校3年生が一緒に活動しているわけです。
つい最近まで小学生だった子と、来年大学生という物凄いギャップの中で、同じルールに従いながら活動します。
大人の5年の違いと、10代の5年の違いは、相当違います。
そして当然、遊び方も違います。
部活の後に、電車に乗って別の駅までわざわざ行って、先輩にカラオケに連れて行ってもらう。
つい最近まで公園で遊んでいた小学生だった子供達には、物凄く刺激的な事でしょう。
また勉強面でみると、高校3年生の先輩は大学受験勉強をしています。
そして3月には先輩の合不合の姿を見るわけです。
全ての行動が先取りであるため、成長速度が加速していきます。
近年、中高一貫校が大学受験の成果を出しているのは、このあたりが根本にあるのだと思います。
ロールモデルが明確に目の前にあるからだと思われます。
ロールモデルが存在する良き環境を転職活動で見極めよう
そうなると、やはり転職するのであれば、仕事内容、お金も重要ですが、同じかそれ以上に周囲の環境が重要だと気付かされます。
良い環境にいれば、自然と良いロールモデルが見つかりやすいものです。
先輩・上司など、自分より高い位置でリーダーシップを発揮するすばらしい人材の行動を模倣すれば、成長速度は加速します。
明確に目指す人間がいるのか。自分が成長できる環境なのか。
それは、個人個人によって異なります。
単純に大きい会社、有名な会社が良いとも限りません。
私の場合、新卒の会社は数百名の銀行系SI企業でした。
そして転職した外資系のコンサルティング会社では、会社が数百名から数千名に成長する時期に在籍していました。
その経験を踏まえて、入社当時5名だった現在の会社に転職。
濃い経験を得るために、敢えて数名の会社に移ることで、私はかなり成長できたと思います。
現時点では私の通過してきたキャリアパスには満足しています。
今の自分の周囲は、自分に刺激を与えてくれるのか?
ロールモデルになり得る人物はいるのか。
環境面からキャリアを構築するのも、ありですね。
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