厚生労働所の発表によりますと、新規学卒者の卒業後3年以内の離職率は大学32.4%、高校39.6%とのこと。
経営者の方は、当然このあたりの数字を頭に入れているでしょうが、いくら頑張って育てても、3,4割の社員は辞めてしまうわけです。
既に社会人となっている人間からすると批判的、悲観的な視点が多いような気がします。
しかし立場を変えてみると、新卒者にとっては、就職ミスマッチを取り返せる転職マーケットの土壌が出来上がりつつあることは、大変良いことかもしれません。
【目次】
新卒2年目に離職しても職場との良好な関係を維持するだけで安心感が違う
私自身社会人2年目に、どうしてもコンサルタントになりたくて(当時は単なる憧れだったかも)、転職した立場です。
これについては身に染みて感じます。
ただ、新卒でお世話になった会社には社会人としての基礎を教えて頂いたので、今でも諸先輩には感謝しております。
当時の会社は既に買収、吸収等が繰り返され、法人としてはなくなっておりますが、先輩・同僚・後輩との関係は続いてきました。
今でも気軽にお会いできる関係性です。新卒で入った会社はDNAレベルで繋がれるというか。
新卒の職場の人と相談・サポートし合える関係性を構築できると、長い目でキャリアを見た時に、悩みや迷いが生じても不安が大きく減るのでおすすめです。
そんな、新卒3年以内の転職。私の応援しているFC東京の武藤嘉紀選手も、ドイツ・マインツに転職(?)することになりました。
新卒2~3年以内の転職後は大黒柱のつもりで事業に従事しよう
武藤選手は慶應義塾大学を2015年の春に卒業。
新卒一社目のFC東京で昨年から学生の身分で活躍しました。
2年目の今年はチームの大黒柱として、ファーストステージの全得点の半分近くを稼ぎ出す大活躍ぶり。
2年目の社員にこんなに頼り切っている会社があったら正直心配になりますが(笑)、まぁそれはスポーツの世界ですから。
しかも、この新卒2年目の武藤選手。
所属した会社に、4億円の移籍金という売上を残して転職していくという。
これは、究極の新卒3年以内の離職とは言えないだろうか?
昨日、FC東京応援番組、FCTOKYO魂!で石川直宏先輩(?)のインタビューでも、武藤選手の最終戦は勝って送り出したいとのこと。
普通の会社では、先輩から
「明日はあいつの最終日だから、あいつに売り上げを上げさせて
気持ちよく送り出したい!」
とか言われないですよね。
しかし皆様も、気持ちの上では、自分が「大黒柱」のつもりで仕事に邁進することは良いことかもしれません。
周囲に対して上から目線になるのはNGですが、気持ちの上で経営者目線に立ってみると、会社の事業が我が事に思えてくるはずです。
経営者マインド・大黒柱マインドで仕事に当たることで、改善すべき点が見つかり、主体性のあるパフォーマンスも発揮しやすくなります。
新卒3年以内転職、第2新卒転職を検討する方は、どうせなら大物マインドを抱きながら、向上・躍進してみせてくださいね。
=================
>第二新卒のキャリアに関する記事
経営コンサル「第二新卒」転職でのエージェント/リファラル/自己応募それぞれのメリット・デメリット
https://www.axc.ne.jp/media/careertips/secondnewgraduate_howtoapply
=================
今回は、新卒2~3年以内の転職の状況やポイントについてお伝えしました。
経営企画へのキャリアをお考えの方は、ぜひアクシスコンサルティングにご相談ください。
アクシスの求人のうち、
約77%は非公開。
平均サポート期間は3年です。
各ファームのパートナー、事業会社のCxOに定期的にご来社いただき、新組織立ち上げ等の情報交換を行なっています。中長期でのキャリアを含め、ぜひご相談ください。