私は29歳の最後に、コンサル会社のマネージャーからキャリアコンサルタントに転身しました。
ある程度強みができ始めたコンサルタントが、一兵卒のキャリアコンサルタントからやりなおし。大きなキャリアの転換点でした。
でもこの時に決断していなかったら、私はどんな人生を送っていたのでしょうか? もっと良い人生だったのか? 誰にも分からないから人生は魅力的です。
【目次】
30歳は職種の変化が起きる頃
昔を振り返ると、コンサル会社に入社してからシニアコンサルタントまでは、がむしゃらに前進を繰り返して、目の前のプロジェクトの中での役割をこなしてきました。
しかし、順調に年数を重ねると20代後半には、マネージャーになり始めます(中途入社組は30代になってからコンサル業界に入る方がいますので、一概に言えませんが)。
マネージャーになって感じたことは、同じコンサルタントという職種でも、だいぶ役割が違うぞ、ということです。当たり前ですね。
クライアントの管理、メンバーの管理、複数のプロジェクトの管理。セールス活動。社内活動。
お客さんに対して、良い提案をし続けることで、評価が得られる。物凄くシンプルな世界から、色々とマルチタスクに、違う内容の仕事をおこなわないと評価されない世界になります。
スタッフから管理職への変化。そして、それはどんな業界でも30歳前後に訪れます。
30歳で転職を決断する背景には生活と体調の変化がある
仕事だけではありません。プライベートも変化が起きます。
30歳前後になると、結婚、そして子供を持つ人も。自分の給料は全てお小遣い。そんな時代も終焉を迎えるのです。
さらに体調にも変化が現れます。私の場合、29歳から体の新陳代謝が悪くなり、食べたら食べた分だけ太るようになりました。現代社会では「太りやすい体になった」と言います。
仕事も変化。プライベートも変化。体まで変化。10代のような、第2の多感な時期が30歳と言えないでしょうか。
多感な時期は色々と気になります。将来の事、家族の事、周囲の視線。色々と考えて、「自分の仕事は本当にこのままで良いのだろうか?」そんな悩みを持った人が転職相談に訪れることが多くなります。
30歳前後で転職を決断する時期はキャリアの分岐点
全ての面において、大きな変化が訪れる30歳。今40代50代の方で、30歳当時に選択した職種から大きく変わっている人は非常に少ないのではないでしょうか?
20代はビジネスマンとして土台を作る時期。ビジネスマンとしてのスキルをしっかりと身に着ける、アイスクリームであれば、コーンの部分を作り上げてきた時期です。
30代に築き上げるのは専門性。アイスクリームで言えば、コーンの上に乗せるアイス。あなたはバニラ?ストロベリー?チョコミント?
30歳前後で決めた方向性で将来の完成図が決まってしまう、大切な時期なのです。
名作の漫画『エースをねらえ!』の中で、かの有名な宗方コーチの名言。
「いいか、勝負をわけるのはいつでもたった1球だ。だがプレイしているときは、どれがその1球かわからない」
うん、キャリアに関してはそのたった1球が30歳前後の可能性が高いです。
だからこそ、大いに悩んで、あらゆる可能性を否定せずに決断してください。
一度きりの人生ですからね。
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>転職の決め手に関する記事
【転職事例】戦略コンサルから「年収約4割減」で他業界へ。その決断の背景に迫る
https://www.axc.ne.jp/column/career-change-case/consultant-next-career/06.html
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今回は、30歳での転職の決断についてお伝えしました。
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