転職の理由は、ほとんどがネガティブ
転職する方の多くは、少なからず現職への不満をかかえています。例えば、「給与が低い」「残業が多い」「やりたいことと違う」「上司が尊敬できない」など。
不満とは自身の期待に現実が届かない場合に生じるもので、いわゆる理想と現実のギャップです。
それが大きくなり、現職では叶わないと思うからこそ転職を決意するわけなので、転職理由がネガティブなのは当たり前です。
しかし、だからといって面接でネガティブな理由を正直に伝えることは、賢明な選択ではありません。
それは面接官の立場になって考えてみるとよく分かります。仕事への不満ばかり言う人間と一緒に働きたいとは思いませんよね。
また、ネガティブな退職理由は、あなた自身が他責な人間であるという印象を面接官に与えかねません。
それでは、どのようにネガティブな転職理由をポジティブに変えればよいのでしょうか?
キャリアという視点で将来を思い描く
ポイントはキャリアという視点です。まずは将来の自分自身を思い描くことから始めましょう。
あなたは、5年後、10年後、どうなっていたいですか? 将来のビジョンを持つことで、あなたがこの転職で何を実現すべきかが明確になります。
例えば、ある営業マンが「将来は起業したい」というビジョンを持っているとします。まだビジネスアイデアもなく、漠然と世の中に新たなサービスを生み出したいと思っている。
それではビジョンを実現するためには何が必要で、現在の自分には何ができて何ができないのか。キャリアという視点から、現在と将来のギャップを認識し、要素分解していきます。
この場合、現職で営業として顧客開拓や折衝能力を磨くことはできます。しかし起業には、様々な知識や経験が必要です。例えば、事業開発や事業推進、経営など。
したがって、この方がネクストキャリアで実現することは、上記のような経験を積むことです。 そしてこれが「転職理由」となるわけです。
自己成長やキャリアアップでまとめる
このように、転職理由はキャリアという視点から、自己成長やキャリアアップの方向でまとめるのがベターです。
転職活動を始めてすぐは、どうしてもネガティブな部分に目がいきがちですが、転職を決意した後は、自分は将来どうありたいのかを考えることにシフトしましょう。
そこから現在の自分には何が足りないのかを考えることで、前向きな転職理由が見つかるはずです。
しかし、「将来やりたいことなんてそう簡単には見つからない」というのが皆さんの本音だと思います。
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