財務会計と管理会計の違い

企業で働く者として、是非身に付けておいて欲しい知識に

「会計知識」

があります。

先日、財務諸表の読み方についてざっくりと書きましたが、
こちらも会計の範疇です。


さて、会計ですが、その目的により、
財務会計と管理会計に分かれます。

では、財務会計と管理会計の違いは何でしょう？


ざっくりと、財務会計は外向け、管理会計は内向けの会計です。


もう少し細かく説明します。

財務会計は株主や債権者、取引先など、社外の利害関係者に対して、
企業の経営成績や財政の状況といった会計情報を開示します。
外部利害関係者が投資判断、取引判断などの意思決定を行うことを目的とします。

これに対し、管理会計は内向け、すなわち経営者や部門管理者といった
企業内部の利害関係者に向けたものです。
経営者の意思決定や業績評価などを目的とした企業の定量的評価です。


管理会計が経営上の判断を行うための情報であれば良いため、
企業毎に自由に作成して良いのに対し、
財務会計は、一定のルールの中で作成されます。


経理職ではない方でも、自社の会計に関連する業務を
経験されている方もいるかと思いますが、
それが財務会計なのか、管理会計なのか、
という点も是非意識していただければと思います。

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