こんにちは。
今回は初めてユーザに要件定義をしたときの思い出をお話しします。
私は、会計システムのプログラマーとしてキャリアをスタートしました。
最初は、プログラムも会計も全く解らなかったので『初めての簿記』という本を買って
本に穴が開くほど読んだものです。
(最後にはカバーの色が擦り切れて白くなっていたと思います。)
そして数々の会計システムの導入をして、3年目になるか、ならないかぐらいの頃
だったと思いますが、ついに『要件定義』をするチャンスが回ってきました。
それは資金繰り予測システムでした。
会計は一通り分かるようになっていましたが、資金繰りの知識はなく、
『初めての簿記』には『発生主義』とか『実現主義』とか、意味不明な言葉に混乱。
それでも負けずに、資金繰り関係の本を読み、簿記の問題集を解いて、基本的な知識は
吸収するように努力しました。
そして、お客さん先へ訪問。
会議室に通され、始めてのヒヤリングが始まりました。
ガッチガチに緊張していましたので、質問する声も裏返っていました。。。(苦笑)
ヒヤリング相手だったの経理課長さんは
『発注段階で資金繰り状況を予測できるようにしたい』という事で、
やさしく丁寧に説明してもらえたのですが、、、緊張と知識不足で、チンプンカンプン。。。
とりあえず言葉だけをメモして、呆然としながらオフィスに戻りました。
オフィスに戻って、会計知識の詳しい先輩の話を聞いたり、
専門書で改めて調べ直したりしながら、何とか要件定義書を作り上げました。
次のミーティングで要件定義書のレビュー!
ホワイトボードを使って一生懸命説明しましたが、
緊張のあまり、足はガクガクで、引いた線は『ぐにゃぐにゃ』。
自分で何を言っているのか分からなくなるほどでした。
先方からの質問は『受注確定後に失注したらどう反映される?』など
その当時の私には、高度な専門用語のオンパレード。
もう泣きそうでした(笑)
要件が固まり、設計書を書いたのですが、たしか70枚ぐらいの設計書でした。
それを1週間ぐらいで書いたのですが、書き終わった時には、頭は『クラクラ』、
腕の筋肉は『パンパン』。
そして、開発、テスト、納品となり、無事(?)プロジェクトは終了し、
私は別の現場へと旅立ったのでした。
このプロジェクトが私にとって初めての『要件定義』を経験したプロジェクトでした。
実はこの経験が、次に転職したコンサルティングファームの面接では評価されました!!
コンサルティングファームはクライアントをヒヤリングするのは当たり前ですので、
どんな苦い経験でも(笑)、ユーザヒヤリングなどの経験は、ファームでの面接では
評価されますので積極的に話してください。
そこでの成功例や、失敗例も評価されますよ。
このプロジェクトはSEとして、大きな山を一つ越えて、
やっと一人前になれたと感じたプロジェクトでした。
皆さんの貴方の仕事で一人前になれたと感じた経験は、どんな経験ですか?