こんにちは。
先日、
矢野経済研究所が
「ITアウトソーシングサービス市場に関する調査結果2009」
を公表しました。
この調査結果によると、
◆ITアウトソーシングサービス市場の一分野であるシステム
インテグレーションサービスの受注が減少
◆2009年度は、前年度比約2%増と伸び率が縮小
⇒背景としては、金融危機後の景気悪化の影響で、ユーザ企業のIT投資予算が
削減されており、ITアウトソーシングサービス市場の一分野である、
システムインテグレーションサービスの受注が減少すると見込まれる
ためとのことです。
そんな中、一部で価格競争が始まっていますが、データセンターの新設が相次ぐなど、
ITアウトソーシングサービス市場は、
①企業内のデータ量の増加
②企業の情報管理の重要性の高まり
③環境面からの要請
④企業の競争力確保を目的としたコア業務へのシフト
の4つを背景として、今後も堅調に成長すると推測すると見込んでいます。
同市場の2007年度~2013年度の年平均成長率(CAGR)は4.3%で推移し、
2013年には、3兆1,305億円に達するとみられています。
上記の4つの背景のように、景気後退とは別に、時代の流れによって企業が
対応しなければいけない事象・事項は必ずあるので、
まだまだITアウトソーシングサービス市場の奥行きは深いと感じました。