こんにちは。
今日の新聞に、2008年度の社員1人あたりの研修費
の記事が掲載されていました。
1位はキヤノンマーケティングジャパンの39万8368円。
2位はパナソニックの39万2824円。
3位は伊藤忠商事の34万2829円。
上位に名を連ねた企業は、社員に対して研修参加や
教育プログラムの利用を促し、『業務遂行能力の向上』を
図っています。
キヤノンマーケティングジャパンはOA機器の新規機能追加や
関連IT技術の革新のたびに研修で知識をフォローしており、
昨年からは、若手社員などを対象に、早朝や終業後の時間に
財務・法律知識を学ばせる講座も開催しているそうです。
人事としては、『職場内訓練(OJT)に頼るのは限界があり、
意欲ある社員に学習の機会を与える』とのことです。
また、パナソニックは
『物を作る前に人を作る』と説いた創業者の理念を重視。
新人研修や製造現場のリーダー育成に力を入れています。
伊藤忠商事は総合職の全員が入社4年以内に海外研修を受け、
英語訓練は社員全員が対象となっています。
これは、グループ人材の国際化が進む中、英語で意思疎通できる環境を
社内全体に広げるのが狙いとのことです。
今回の調査による各社の平均研修費は10万4966円。
この景況感の中、各社厳しいマーケットに通用する人材育成に力を注いでおり、
今後もその流れは続くと感じました。