携帯電話大手3社 4-9月決算で明暗

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先日、通信大手3社の09年9月中間連結決算が出そろいました。

ソフトバンクが72%増益で半期として最高益を

更新したのに対して、 NTTドコモは18%減、KDDIは4%減と

苦戦しています。


ソフトバンクの純利益は前年同期比72%増の707億円でした。

孫正義社長は、先日開いた決算説明会の冒頭で、

『まず一言結論。最高益を更新ということでございます』

と切り出しました。

主な要因は

 ・売上高の6割を占める携帯電話事業が49.5%増益と好調
  ⇒iPhoneの売れ行きが好調で、携帯電話全体の販売台数も8%増


 ・結子会社のヤフーが6.5%増益したほか、固定通信事業も伸びた


一方、NTTの売上高は、中間期としては11年ぶりの5兆円割れ。

営業利益は全体の7割超を稼ぐNTTドコモの端末販売台数の急減などで

前年同期比13.2%の減益でした。

KDDIも携帯電話事業の減収減益に加え、光回線への投資がかさみ、

固定通信事業も営業赤字から脱却できず、収益の足を引っ張る結果となりました。

連結売上高自体は、NTTドコモ、KDDIの次に位置しているソフトバンクですが、

携帯電話事業や、子会社のヤフーの好調が要因で最高益を出すなど、

大手二社を脅かす勢いのある追い上げに、今後も注目です。

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