こんにちは。
先日、アメリカの調査会社IDCが,世界のITおよび
電気通信市場に関する展望について発表しました。
それによると2010年の世界IT支出は前年比3.2%成長し,
2008年と同水準の約1兆5000億ドルに回復する見込みとのことです。
ハードウエア,ソフトウエア,サービス関連支出がそれぞれ
2~4%増加する見通しとのことです。
地域別ではやはり新興市場の成長がめざましく,
BRIC(ブラジル,ロシア,インド,中国)のIT支出が
8~13%拡大する見込みです。
世界的に経済が回復の兆しを見せ,一部で支出抑制が緩むことから,
多くの分野で一気に変化が進むとIDCは予測しています。
IT業界に最も影響を与える要素としては,
モバイル・デバイスとクラウド・コンピューティングを挙げています。
IDCは,スマートフォンの普及と,うわさされている米Apple
のタブレット投入などにより,
10億台以上のモバイル機器がインターネットに
アクセスするようになると見ています。
スマートフォン普及はアプリケーションの利用促進にもつながり,
iPhone向けアプリケーションは30万種類に,
Android向けアプリケーションは現在の5倍以上に増える
見通しとのことです。
先月マイクロソフトが、WindowsMobile6.5を発表し、
NTTドコモ、ソフトバンク、ウイルコムの三社が採用を表明したほか、
同OS向けのアプリケーション配信サービス
『Windows Maketplace for Mobile』
を開始すると発表しました。
また,クラウド・コンピューティングを利用したサービスの構築が活発になり,
競争がますます激化していきそうです。



