こんにちは。
ネットワーク機器最大手の
米シスコシステムズが
2009年11月~10年1月期決算は、売上高が
前年同期比8%増の98億1500万ドル(約8900億円)、
純利益が23%増の18億5300万ドルとの3日に発表をしました。
これは企業などのIT(情報技術)投資が回復し、
スイッチをはじめ主力製品の販売が日本を含む幅広い地域で
伸びたことが要因とのことで、増収は5四半期ぶりとなります。
11~1月期売上高を分野別にみると、全体の3割強を占める
スイッチが前年同期比13%増となるなど、全分野でプラスとなりました。
電話会見したジョン・チェンバース最高経営責任者(CEO)は
「景気回復は、第2段階に入った」と分析し、
10年2~4月期の売上高は前年同期比23~26%増との
見通しを示しました。
地域別では、全体の5割強を占める北米が12%増えたほか、
アジア太平洋が16%増、日本が12%増とそれぞれ大きく伸びました。
シスコ幹部は「日本経済の先行きは不透明だが、情報インフラなど
IT分野への投資は戻ってきた」との見解を示しています。
チェンバースCEOは需要回復を受けて、今後は
「雇用を増やすほか、積極的に企業買収する戦略を継続する」
としています。
ネットワーク機器の最大手のシスコシステムズの利益増は、
企業のIT投資増、雇用回復に大きな影響を及ぼしそうです。



