コンサルファーム毎のマネージャーのロールや求められる能力の違い

今回は、コンサルファームにおけるマネージャーのロールや求められる能力についてご紹介します。実は一口にマネージャーと言っても、ロールや求められる能力はコンサルファームごとに大きく異なります。

【目次】

    1. ファームにおけるキャリアパスの一つの区切りであるマネージャー
    2. マネージャーに重視される具体的な能力
    3. 直属のマネージャーにピンと来ない場合には、別ファームに移るのも一つの選択肢

ファームにおけるキャリアパスの一つの区切りであるマネージャー

コンサルファームにおけるマネージャーというタイトルはこの業界でキャリアを歩み続けようとするコンサルタントにとって大きなマイルストーンとされており、コンサルファームに所属している方の多くが目指している役職です。

マネージャーになるとファームからも実力と実績を認められた存在として扱われ、年収も1,000万円を超え、シニアマネージャー、ディレクター、さらにはパートナーというタイトルも一気に道が開けてゆきます。

ただ、実は一口にマネージャーと言っても、ロールや求められる能力はコンサルファームごとに大きく異なります。

マネージャーに重視される具体的な能力

具体的なファーム名は差し控えますが、大きく以下の3つに分かれるようです。

  • マネジメント力が重視されるケース・・・30人~50人規模のチームをマネジメントできるか?
  • デリバリー力が重視されるケース・・・難易度の高いプロジェクトを推進・完遂できるか?
  • セリング力が重視されるケース・・・営業力があるか?仕事を取ってこれるか?

マネージャーやシニアマネージャーのセリング責任はそこまで重くなくデリバリーに注力することができるコンサルファームもあれば、デリバリーよりもセリングを求めるコンサルファームもあります。

またマネージャークラスのプロジェクトへの関わり方もファームによって異なります。

たとえば、案件があるとマネージャークラスのコンサルタントが召集され、ストーリーを決めて目次を作り、各々にタスク分解して資料を作り、それを集めて一つの提案書に仕上げていくファームもあれば、マネージャーより下のスタッフクラスで案件に対する提案資料を作成し、マネージャーはレビューを行い、何度もダメだしをして、提案を仕上げていくファームもあり、求められる能力だけでなくプロジェクトへの関わり方・仕事の内容も異なります。

直属のマネージャーにピンと来ない場合には、別ファームに移るのも一つの選択肢

直属のマネージャーを見て、「自分はファームのマネージャーになりたくない/なるイメージが湧かない」というご相談も多くいただきます。

ただ、上記のようにマネージャーと言ってもコンサルファームごとに様々なタイプがありますので、「自分が現職のファームのマネージャー職に興味を持てないのか?」それとも、「ファームのマネージャー職そのものに興味が持てないのか?」はぜひ一度立ち止まって確認されることをおすすめします。

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今回はコンサルファームにおけるマネージャーのロールについてご説明しました。

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