事業会社からコンサルティング業界へ転職した際に、環境のギャップに驚く方も多くいらっしゃいます。
しかしながら、ギャップをギャップのままにしておくとコンサルタントとしてのキャリアアップは難しいのが現状です。
今回は、事業会社出身のコンサルタントが陥りやすいコンサルティング業界のギャップと、その解決方法をご紹介します。
【目次】
コンサル業界は意外と孤独?
コンサルタントはチームやプロジェクト毎にメンバーが動くため、自然と横のプロジェクトの状況などを把握しにくい環境にあります。
事業会社から大手コンサルティングファームに入社した方は、チームや部署間での交流が少なく、情報の横展開も少ないことにまず驚かれることが多いようです。
オープンスペースだとしても、チームでの稼働が基本となり、他チームのことは「どんな案件なのか、どんな人が関わっているのか」さえ全くわからないということが当たり前のようです。
「今日自分がここに存在していることを、周りの人は知っているのだろうか?」
と感じるほど、孤独感を味わうという方もいらっしゃるようです。
待たずに「攻めの社内営業」も大切
一方、待ちの姿勢のままだと、ナレッジも得られず、他のプロジェクトへのアサインが難しくなる一因になってしまいます。
せっかくコンサルタントに転職したものの、自分の描きたいキャリアに進む方法も知識も得られない、という状況を打破するためには、「自分のネットワークを駆使してアサインを要請する」ことが効率的な方法と言えるでしょう。
コンサルティング業界では、積極的に「取りに行く姿勢」が特に必要とされるようです。
同じ会社内の人でも、いずれ紹介してもらえるだろうという意識だとプロジェクト単位の仕事では一生出会えないこともあります。ここでも同様に、会いたい人は進んで紹介してもらいに行くことが活路へのきっかけとなるようです。
また、社内でのネットワークを構築するためには、やはり飲み会・ゴルフを使うというのが定説です。
さらに、どの企業においても、他のシニアマネージャーと知り合うと同クラスにいる人員への対応の仕方やコツも教えていただけるというメリットがあるようです。
間違えを恐れずに自分の考えを伝えることが第一歩
自分から発信がないと、さらにプロジェクトメンバーの間でも孤立することになりかねません。
「臆して自分の意見を言えないことが多い」
「正しい答えを言おうとして何も言えない人が多くいる」
というマネージャーの声もあります。コンサルタントは仕様書に沿って仕事を進めるのではなく、仕様書そのものを作るのが仕事であると言えます。
肩書きやタイトルで躊躇して発言できないようだとコンサルとして価値はないという、一般企業では厳しくもコンサルティング業界では基本とされる姿勢をまず理解することが重要となるでしょう。
解決方法としては、そのマネージャー曰く、「上から認められるには『間違っていても自分の考えを伝える』ということ。
ほとんど間違った答えだとしても、数%でも正解であれば、チームで動くコンサルタントに取ってその答えには意味があります。
『30代・大手事業会社・SIer出身のシニアコンサルタントがハマりやすいポイント』という記事の経験談にもある通り、ひとりで正解を出そうとせず常に何らかのアウトプットをぶつけていくという積極性が求められているようです。
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今回は事業会社出身のコンサルタントが陥りやすいコンサルティング業界のギャップと、その解決方法をご紹介しました。
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