新ロボットのプロデュースならびに企業のロボット導入・販売を共同で支援
プライスウォーターハウスクーパース プレスリリース株式会社DMM.com(本社:東京都渋谷区、代表取締役:松栄立也、 以下、DMM.com)とプライスウォーターハウスクーパース株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:鹿島 章、鈴木 保晴、以下、PwC)は、1月14日、ロボティクス産業の成長を加速させるために協業を開始。
DMM.comは、ロボティクス部門である「DMM.make ROBOTS」で培ったロボット開発のノウハウと販売プラットフォームを活用し、ロボット仕様検討ならびに量産販売を支援します。PwCは、ロボット事業への参入を検討する企業に対し、運営・事業成長支援を実施します。また、ロボット活用を検討する企業に対しては、導入およびソフトウェア開発をサポートします。ロボット事業でのIPOも含め成長段階に応じた支援を一貫して提供します。
PwCは、2015年11月より、ロボットを活用したイノベーションを目指す企業に対し、企画検討から導入・運用までトータルにサポートするコンサルティングサービスの提供を開始しています。DMM.make ROBOTSは、コミュニケーションロボットの市場浸透を目指し、2015年4月から世界初のロボットキャリア事業を開始しています。既に5種類(2015年12月31日時点)のロボットラインナップを自社ブランドサイトなどで販売するほか、ハードウェア開発をトータルでサポートする総合型モノづくり施設の「DMM.make AKIBA」と連携させることでロボット開発ベンダーのサポートも行っています。
両社は、ロボット開発ベンダーの支援を共同で推進し、法人・企業分野において今後活用が期待されるロボットを安定的に市場に提供していくことで、ロボット産業の育成に貢献していきます。
【協業イメージ】
共同でロボット産業成長を加速させていく
アクシスコンサルティングのワンポイントニュース解説
2015年12月に発表されたシグマクシスとローソンとの合弁会社設立に続き、コンサルティングファームと事業会社の興味深い提携が発表されました。PwCとDMM。ちょっと意外な組み合わせのパートナーシップの発表です。テーマはロボット。
昨年の11月にPwCはロボティックス産業のコンサルティングサービスを発表しています。一方、DMMは以前より3Dプリンタやロボットの研究開発をDMM.makeというブランドで発信してきました。CMをご覧になった方も多いと思います。
今回の提携による両者の役割は、大まかに言うとPwCが導入支援、DMMが開発と販売のようですが、加えて「ロボット開発ベンダー共創コンソーシアム(仮)」という形で、両社一体となってロボット産業の育成をおこなっていくようです。