コンサルティング業界でパートナーといえば、組織の経営層にあたります。今回はそんなパートナーたちに共通する挙動や特徴を、普段行動を共にしている同僚コンサルタントの方に伺いました。
【目次】
「ケース面接の準備のため1週間で20冊の関連書を読んできた」
あるマネージャーとパートナーが、採用面接でケースを担当する際、会社側から「国という概念が今後どうなるか」という内容で行うよう会社から指示を受けたそうです。当日、マネージャーはパートナーから「ケース面接のために本を20冊を読んできた」と楽しそうに言われたと言います。
日頃忙しいパートナーが、たった1回の面接のために20冊もの本を読めるのかと時間の使い方にも驚いたのはもちろん、その好奇心お化けぶり、前向きな姿勢に驚いたという、印象的なエピソードでした。この話だけでも、パートナーの仕事に対する熱意と一般の度合いを軽々と超える能力の高さが伺いしれます。
「ここを押さえておけば、お客様は満足できる」といった勘所を的確に抑える
あるマネージャーに聞いた優秀なパートナーの特徴は、「ここを押さえておけば、お客様は満足できる」といった、物事を解決するために必要な「勘所」があることだといいます。この勘どころがあるからこそ情報の取捨選択ができ、与えられた時間が同じでもマルチタスクが可能で高いパフォーマンスが出せるのだそうです。
上のケース面接のエピソードで言えば、「問題を出すために必要な情報はこのくらい」という概算の感覚がつかめているので、20冊の中から必要な情報を適切にとらえられるということでしょうか。逆にこの勘所がないと、本の内容を端から端まで読んで、さらにはあまり重要でないところでつまずき無駄に時間を浪費するなど、同じ時間を使ってもパフォーマンスの質が全く異なってしまいます。
絶対に「忙しくて会えない」とは言わない
あるベテランのキャリアコンサルタントは、優秀なコンサルタントの共通点として「レスポンスの速さ」、「スケジューリングの上手さ」を挙げていました。コンサルティングファームで成功している人ほどメールのレスポンスが速く、どんなに忙しくてもスケジュールの隙間を見つけて日程を提案してくるそうです。
また予定調整術にも長けていて、出社前の朝8時から1時間ほど会いそのまま出勤するなど効率的な時間の使い方を身につけているとのことでした。ちなみに先のパートナーは、例え土日であっても常に1時間以内にメールが返ってくるとのこと。一方で、あまり良い結果を残せていないコンサルタントほどレスポンスが遅く「忙しいので予定がわからず会えない」と忙しいことを理由に後回しにする傾向があるようです。
まとめ
コンサルティング業界に限らず、レスポンスの速さは能力の高さに関わってくるというのは一般的と言えるでしょうか。さらにコンサルタントのパートナーともなると、気を抜けば忙殺されてしまいそうなスケジュールのなか、合間を縫いインプットに充てる時間を生み出す必要もあります。トップ層には、俯瞰的な目で身の回りにあるものごとの全体像を把握し、肝を押さえて流れをコントロールする力が共通しているようです。
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今回は、普段パートナーの方たちと行動を共にしている同僚コンサルタントの方に伺ったパートナーたちに共通する挙動や特徴をご紹介しました。
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