コンサルファームからの独立起業における難しさについて各所で話題になっています。
参考:「「いつかは起業」とコンサルに入った人が、ずっと起業できない理由」
https://diamond.jp/articles/-/192370
弊社にも、「起業を見据えて事業会社へ・・」と言った相談が増えているのは事実です。もちろん「ベンチャーに転職する」というのがオーソドックスな選択肢ですが、今回は実際に起業をした、若しくは準備をしているコンサルタントが「ファームで働きながら」どのように準備していたのかを体験談を交えてご紹介します。
【目次】
友人や家族など身近な人と一緒にビジネスを始めてみる
コンサルティングファームでは副業を禁止する会社がまだまだ多いのが実情ですが、
- 家族を代表とした企業を立てておき、そこで日々思いついたビジネスプランを試す
- 友達がやっているベンチャーでスポットとして働く
- 起業まで行かずとも、サイドプロジェクトを始める
など、友人や家族など、身近な人と一緒に実際にビジネスを始めることで、実ビジネス経験を積んでいる方が少なくないようです。また、仕事で得た人脈から上記のような活動が始まった、という方もいらっしゃいました。
朝や就業後、土日を有効活用する
コンサルタントの仕事は忙しく、案件によっては一日中仕事ということも珍しくないとされています。そのため、起業を目指す方にとっては、主に朝や就業後、土日が主戦場となるようです。
- 就業後だけ、別のベンチャー企業に働いている/顔を出している
- 先に起業しておいて、夜だけその活動をしている
- 友人と週末プロジェクトを行う
などの効率的な時間の使い方をよく耳にします。
また、朝活などは普段はベンチャー企業で働いている、または起業していると、異業種の方と出会う機会も増えてきます。こうした活動を先に始めておくと、人脈づくりの場にも出ていきやすいようです。
「人脈をつくるために」MBAプログラムに参加する方も
有名コンサルティングファームでは多くの企業がMBA取得プログラムを用意しています。しかしながら、コンサルタントの中にはMBAはあくまでも資格で、実ビジネス経験が大切という声も一定数存在します。
参考:MBAの関連記事
一方で、短期間の間に世界中のエリートたちと人脈を築くためにMBAを取得し、そこで得た人脈を起点に起業を始める方もいるようです。考え方や起業するビジネスモデルにもよりますが、企業に在籍しながらMBAを取得できることでブランクを空けることなく次のステップに繋げることが出来ると考えると、効率的な準備方法と言えるのかもしれません。
「週3のフリーランスで稼ぎながら起業準備をする」というステップも選択肢
稼ぎ口を確保するために、フリーコンサルタントとして週3日働き、余った時間で起業のための経験を積むというステップを取る方もいます。また、ファームから出ると、労働単価や収入が上がるケースもよくあります。空いた時間を活用してビジネスを仕込み、そちらの育ち具合にあわせて、本業の稼働を減らしていくというのが王道でしょうか。
参考:「フリーランスをしながら起業した事例」
https://www.axc.ne.jp/column/career-change-case/consultant-next-career/01.html
また、最もオーソドックスな「ベンチャーへの転職」の際には、事業会社との違いを事前に知っておくと効果的です。
参考:コンサルと事業会社の思考法の違いと「逆説のスタートアップ思考」
https://www.axc.ne.jp/media/careertips/Startupthinkingofparadox
人それぞれ千差万別の方法がある独立起業への道ですが、いきなり大きなステップを目指すよりも今の環境を変えずに身近なところから着手していく方も多くいらっしゃいます。ご自身の職務状況にあったステップを設定くださいませ。
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今回の記事では、「いつかは起業」ではなく「本当に起業の準備をしている」コンサルタントはファームで働きながらどう準備をしているのかについてご紹介しました。
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