コンサルティングファームを経営コンサル、シンクタンク、ITコンサルと大きく3つのカテゴリーに分類するとNTTデータ経営研究所は経営コンサルとシンクタンクを跨る領域をカバーしています。
従業員数は約250名とシステム開発を守備範囲としない経営コンサルティング会社の中では比較的規模の大きい会社です。
また、組織の枠組みも例えばビジネストランスフォーメーショングループであれば金融と公共以外すべてという形式ですので扱っている領域が広く、各コンサルタントの自由度も大きいことが特徴です。
ニューロ戦略
NTTデータ経営研究所の特徴的なソリューションの1つに「ニューロ戦略」と言われるものがあります。「ニューロ」とは、神経回路網のような学習や自己組織化の機能をもっているという意味を表す言葉です。
NTTデータ経営研究所では、脳科学をどのように活用するかという視点を踏まえたR&D戦略、マーケティング戦略、さらに人材育成やマネジメントに関する戦略の策定だけでなく、実行支援まで行っています。
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■プロジェクト事例
- 自社事業に連結する脳科学研究戦略、戦略マップの策定・実行支援
- 研究開発における脳科学の活用に関する枠組み構築支援
- マーケティングにおける脳科学的アプローチの支援
- 脳科学の知見を活用した人材育成プログラムやマネジメント手法の策定
- 脳科学分野における産学連携の枠組み作り・実行支援
脳科学の領域は、EUでは2013年から10年間で1500億円の研究費用を投じ、スーパーコンピュータで脳機能を解明するという脳科学の巨大研究プロジェクト「ヒューマン・ブレイン・プロジェクト」を開始しています。アメリカでも2014年から、脳の神経ごとの役割を解明し、個々の脳細胞と複雑な脳神経回路の相互作用について時間、空間の両面から動的に描くブレインマップを作成し、脳関連疾患やコンピュータ技術に活用する「ブレイン・イニシアティブ」というプロジェクトをスタートしている注目の領域です。2)http://www.keieiken.co.jp/pub/infofuture/backnumbers/43/no43_report10.html