日本アイ・ビー・エムはコンサルティング部隊のGBSとエンタープライズ企業のITインフラを支えるGTS、ハードウェア事業、ソフトウェア事業で組織が成り立っております。
GBSはグローバル・ビジネス・サービスの頭文字をとったもので、元々は、2002年に米国IBMがPwCコンサルティングを統合し設立された「IBMビジネスコンサルティングサービス」が2010年に日本アイ・ビー・エムと経営統合して出来た部門です。
SI企業がコンサルティング部門を立ち上げたのではなく、コンサルティング会社を統合し、クライアントにサービスを提供していることが、同社の特徴です。
GTSはグローバル・テクノロジー・サービスの頭文字をとったもので、IBMの中で最大の売上比率を占める事業です。提供するのは、エンタープライズ企業のITインフラを支えるための、ITアウトソーシングやITインフラ構築、テクニカルサポートといった技術サービスです。
クイズ王になったWatson
2011年、IBMが開発したコンピューター「IBM Watson」がアメリカのクイズ番組でクイズ王と対戦し、最も多くの賞金を獲得しました。これまで開発が困難だとさえてきた「コグニティブ・システム」登場の瞬間でした。(参考:「THINK-日本IBM-アエラブック企業研究」朝日新聞出版,2015年,P14)
「コグニティブ」とは、IBMが提唱した新しい概念です。コグニティブ(cognitive)は日本語で「認知」と訳します。「認知」とは、「(人間などが)外界にある対象を知覚した上で、それが何であるかを判断したり解釈したりする過程」です。つまり、Watsonのような「コグニティブ・コンピューティング・システム」とは、与えられた情報を処理する単なる機械ではなく、人間のように、自ら理解・推論・学習するシステムです。(参考:https://www.ibm.com/think/jp-ja/watson/what-ibm-sees/ク)
日本アイ・ビー・エムはWatsonを主力とし、さまざまなソリューションを顧客に提供しています。
Watsonの次の次へ
GBS事業のStrategy & Analyticsチームでは、どのように先進技術とマーケットをつないでビジネスにどのように活用するかを提案していきます。
たとえば、Watsonに世界中の論文、研究データをインプットして、パソコンの中で新素材を開発するというような提案がありました。その他にも、イスラエルにある研究所では、世界中の新技術をテストする部隊があるため、その研究所と連携して新技術をどのように応用できるか検討することも可能です。
日本アイ・ビー・エムでは、すでにWatsonの次の次の話しが進んでいたりと、単なるコンサルティングではなく、マーケットメーカ―としてのIBMの面白さを実感することができます。
また、本ポジションはまさしくコンサルと事業会社の中間に位置するIBMの真骨頂のポジションといえます。コンサル的視点×クリエイティブの視点が必要となり、事業を創っていきたい方には魅力的な環境です。
EPR×○○でビジネスを変える
今回もう1つご紹介するポジションはGBSのCloud Application Innovationチームの中にある「Next Generation Enterprise Application(EA)」です。
このチームはSAP、Oracle、MS、Workdayなどを取り扱っておりますが、製品ありきではなく、クライアントの課題解決ありきでソリューションを選択し提案します。
このチームのミッションは、課題に合わせたソリューション提供だけでなく、次世代のエンタープライズアプリケーションの姿を実現することです。日本アイ・ビー・エムでは、【ERP×IoT】【ERP×Mobile】など、これからは今まで通りのERPビジネスでは新しいデジタルトランスフォメーションを実現できないと考えています。
上記のミッションを達成するために、事業活動を加速する「次世代ビジネス基盤」を掲げています。データがたまってオペレーションを支える大きな仕組みとAI、Cognitiveを活用して「予知型の経営」とその「確信度」を見せる経営管理基盤が進み、「目の前の現実”今”をどう解釈し、未来可能性と確信度を示し状況打開・進捗強化に向けた執行責任を問うのが、次世代エンタープライズアプリケーションの責務としています。
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