マッキンゼー・アンド・カンパニーの魅力

世界で最も有名なコンサルティングファームのひとつ

基本的にコンサルティングファームはBtoC向けの商材を持たず、クライアントサービスに徹します。そのためメーカー等に比べると一般消費者の認知度はどうしても低くなる傾向があります。

しかしその中でも、例外的に世界的な知名度を誇るコンサルティングファームが2つあります。ひとつはボストン コンサルティング グループ（BCG）。そしてもう一社が、マッキンゼー・アンド・カンパニーです。

1926年に米国で設立されたマッキンゼー・アンド・カンパニーは、その90年超の歴史において業界のトップ企業を支援し続けてきました。クライアント企業は非公開となっていますが、過去にはゼネラルモーターズやジョンソン&ジョンソン、アメリカン・エキスプレスなどを支援したと言われています。

ワールドワイドの人材輩出企業

またマッキンゼーは人材輩出企業としてもその名を高く知られています。マッキンゼー出身の経営者は、ワールドワイドで見ると、サンダー・ピチャイ（Google）、シェリル・サンドバーグ（Facebook）、ジェームズ・ゴーマン（モルガン・スタンレー）、ヨアン・ヴィー・クヌッドストープ（Lego）などが挙げられます。

日本人だけでも大前研一氏（ビジネス･ブレークスルー）、南場智子氏（DeNA）、谷村格氏（エムスリー）、高島宏平氏（オイシックス）など。学界では石倉洋子氏や川本裕子など。政界では茂木敏充氏、経済評論家の勝間和代氏、変わりどころではお笑い芸人の石井てる美氏など、ビジネス界に留まらず人材を輩出し続けています。

ノウハウへの注目

またマッキンゼーのコンサルタントによる問題解決方法は、常にビジネスパーソンの注目を集めてきました。例えば書名に「マッキンゼー」と冠せられた、あるいはマッキンゼー出身者が書いた書籍は、日本語だけでも300冊近くに上ります。

またビジネスフレームワークにおいては、有名な7S（「Shared value （共通の価値観・理念）」、「Style（経営スタイル・社風）」、「Staff（人材）」、「Skill（スキル・能力）」、「Strategy（戦略）」、「Structure（組織構造）」、「System（システム・制度）」）はマッキンゼーが提唱したと言われています。
参考： グロービスMBA用語集

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