株式会社ベンチャーリパブリック インタビュー

◆ トラベル事業部システム開発グループマネージャー　丸山耕治氏

御社へご入社理由をお聞かせください

大学卒業後、地元の自動車販売店で営業マンとして働いていました。しかし、以前より携帯のアプリケーションサービスなどのＩＴ業界に強い関心を持っていたため、あるタイミングでどうしてもチャレンジしたいという思いが強くなり、思い切って前職のシステム開発会社にキャリアチェンジで転職しました。そこでＷＥＢサイト構築など、システムエンジニアとしての経験を積んできました。システムエンジニアとして働いていく中で、自社でサイトを運営している企業で自分の力を試してみたいという気持ちが強くなりました。再び転職活動をするなかで、当社に出会うことになりました。当社は、私が希望している自社でサイトを運営しているという点、またサイトのポジションとしてトップではなく、これからトップを目指せるポジションにいるという点にとても魅力を感じました。また副社長の柴田からの丁寧で熱いスカウトにも他社に無い、やる気と組織の結束間を感じたため、入社を決意しました。

入社後のお仕事の内容をお聞かせください

システムエンジニアとして、当社サイトの運用及び、新機能開発などを行い、その後Travel.jpのシステム責任者となりました。入社当初は人手が足りなかったこともあり、本業のシステムエンジニアとしての業務以外に、採用活動もしておりました。（笑）

現在はマネージャーとして開発よりマネジメント業務が主体となっています。

御社での一番思い出に残るプロジェクトをお聞かせください

思い出に残るプロジェクトはたくさんありますが、一番の思い出は、外部の開発会社に依頼していたシステムが、サイトオープンまで残り一月だという時に数人月分の開発が終わっていない事が分かり・・・後は詳しく申せませんが。。とにかく苦労しましたが、私にとってとても良い経験となりました。この経験のおかげで、今は、ほぼ99％内製化しており、外部の方に委託するケースはほとんど無く、質の高いシステムを納期通りに開発することにつながっています。

ご入社前・後での御社の印象や、御社に入社して身についたスキルをお聞かせください

ベンチャーというからには２０代ばかりの若い会社かと思っていましたが、３０歳以上の方が多いのに驚きました。これまでは「ただ漫然と綺麗に開発する」こと、または「面白いと思うサイトを作りたい」という自分中心の思考だったところ、ユーザーが楽しんで、利便性を感じてもらい、且つ当社自体もお金が稼げるサイトを作ることの大切さを自然と強く意識できるようになりました。自分視点から、ユーザー視点、会社（ビジネス）視点に変わったことが、当社に入社して身についた一番のスキルだと思います。

今後の目標・キャリアビジョンをお聞かせください

将来的にはTravel.jpに近い規模のサイトなどを、自ら企画・具体化し、運営できるような仕事をしていたいと思います。そのためには、まずは現在の仕事、Travel.jpのシステム担当の職において、会社が求める成果を確実に出していくことだと考えています。そして会社の判断や市場の需要と自分の判断が一致してくるようなレベルになった頃には次のステップに進めると思います。

御社のカルチャー、社風についてお聞かせください

当社の最大の特徴のひとつだと思いますが、いろいろな専門分野に強みを持った社員が多いです。全ての能力が平均的な社員ばかりでは、面白みの無い発想ばかりに落ち着いてしまいます。当社の、他社には出来ないユニークで斬新なサービスは、発想力豊かな社員がいるからこそだと思います。

ただ、基本は真面目な人が多く、自分の仕事に関しては責任を持ち最後までやりとげる誠実さが会社全体に浸透していると思います。

御社の求める人物像や・御社へご入社を希望されている方へのメッセージをお願いします

まずはユーザーありきの商売ですので、どのような職種であっても相手の立場を考えて、必要な情報を正確に伝えようとする姿勢を持っていることが必要とされます。

そして何よりこの会社に入って何をどうしたいのか、自分の力をどう活かしたいのか、どう伸ばしたいのかをしっかりと考えていることが大切だと思います。詰まるところ、それは当社で仕事を楽しめる人であるかどうかに繋がってくると思います。そのような人はきっと一緒に働いて楽しいと感じると思いますね。

◆ 人事グループ　松村容子氏

御社が得意とする領域についてお聞かせください

当社は「比較サイト」に代表される「消費者のための購買支援サービス」および「バーティカルポータル」、つまり特定の業種や専門分野に特化した情報を提供する 「垂直ポータル型」のWebサイト運営にこだわってきました。

現在では「Travel.jp（トラベル・ジェーピー）」、「Hotel.ｊｐ（ホテル・ジェーピー）」、「coneco.net（コネコネット）」、 「通販.ne.jp(通販・エヌイージェーピー)」といった旅行、ホテル・旅館、パソコンや電気製品、カタログ通販、金融商品など様々な分野の比較サイトを多岐に渡り運営しています。 こうした独自性とブランドを持つそれぞれのサイトが集まって、大きな価値を提供する連合体となろうというのがベンチャーリパブリックという社名に込められています。

競合他社との差別化ポイントについてお聞かせください

当社のスタッフはそれぞれ得意分野を持った人が多いのが特徴です。 それは当社が運営するサイトを見ていただければお分かりになるように、サイトに訪れたユーザーにとって本当に欲しい情報、サービスが盛り込まれています。商品によっては、業界トップにならぶサイトもございます。専門分野に特化していることは当社の強みであり、 それはスタッフの得意分野へのこだわりから生まれたものです。

今後も専門分野に強みを持った社員を増やしていきたいと考えています。

御社の今後のビジョン・方向性についてお聞かせください

今後もベンチャーリパブリックは、これまで培ってきた強みを最大限に活かしながら、 水平展開をめざしていきます。未開拓のカテゴリーはたくさんあります。 つまり「より多くの情報を知りたい、比較したい」というニーズが存在しているわけです。

また、水平展開をめざしていくと同時に購買支援につながる新しい機能やサービスも次々と展開していきます。 当社の強みである価格比較サービスだけではなく、ユーザー投稿による動画を使った商品レビューサービス、携帯電話を活用したモバイルサービス、APIの公開によるウェブサービス、 ポイントサービスといった新たなサービスも立ち上がってきています。 こうした積極的なサービス展開によって当社のポジションやブランド力をゆるぎないものにしていきます。

御社のカルチャー、社風についてお聞かせください

専門の知識を持つ人、コダワリのある人が多いので、個性をとても尊重しています。だからと言って個人主義ではなくチームワークを主眼に、たくさんのMeetingを通し意見を出し合って、より良いサイト運営を心がけています。

また、ダラダラ仕事をするのは効率的ではないという経営陣の思いもあり、残業もしっかり法定時間内をまもっています。（平均月30時間未満　19時間58分：2009年6月）有休を使っての旅行やリフレッシュも奨励している事から、有休消化率も72％（2008年度　消化日数÷所与日数×100）という高い数値がでました。これは、社員ひとりひとりが常に効率化を意識し、集中して仕事をする社風が浸透しているため実現できているのだと思います。

御社で活躍されている社員の方々はどのようなバックグラウンドをお持ちですか

当社は１００％中途採用社員です。エンジニアについては様々な業種の経験者が多数います。自身でサイトを運営している者も多いですし、入社前にアフィリエイトである程度お小遣いは賄えていた者など、やはりエンジニアとしての知識とビジネス感覚を大切にしている者が多いように感じます。

また、当社はデータの濃さにコダワリを持っているのですが、データ管理担当者は、それぞれの業界経験者を特に採用しています。たとえは酒カテゴリー担当のためにソムリエ、Travel.JP担当では旅行会社出身者や旅行関連の専門学校で教鞭を取っていた者などがいます。

そのようなコダワリを持った社員が集まり、他社には出来ないユニークなサイトの構築につながっています。

御社の求める人物像や・御社へご入社を希望されている方へのメッセージをお願いします

当社はこれからも他にない分野の開拓も進めていくつもりです。 当然そこにはベンチャースピリットと専門性が求められ、当社はそうした資質を持つ人材に期待しています。

しかし、求めているのは一匹狼タイプではありません。 それはリパブリックという社名の通り、当社はひとつのチームだからです。 すなわちチームプレーができるということも大切な資質です。

そしてなにより、当社のサービスへの強い関心と、自分ならどうしたいのかという思いを形に出来る人を求めています。そのような思い・熱意を持った人にとっては、とても魅力的な環境のある会社だと思います。