資本変更が進む
2000年以降になると様々な背景から、各ファームの統合、資本変更などが行われました。まず大きい転換期は、会計事務所系ファームが、会計事務所から分離して独自の道を歩み始めたこと。エンロン事件を発端として、会計監査業務とコンサルティングは同時に行えないことになったためです。
アンダーセンコンサルティングを始めとする、会計事務所系ファームは、分離独立や別の資本傘下に入る道を選び、名前改め「総合系コンサルティングファーム」と呼ばれるようになりました。しかし、資本構成や名前が変わっただけであるため、実体としての中身は大きく変わっていないのです。
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【『会計事務所系ファーム』がなくなった日】
アーサー・アンダーセン解散を起点に進んだファームの分社・独立化について
https://www.axc.ne.jp/jobchange_knowhow/consul/history/enron.html
統合合併も進む
そして統合合併が加速したものこのタイミングです。ベリングポイントはKPMGコンサルティングと朝日アーサーアンダーセンが事業統合して出来あがりました。ザカティーコンサルティングは、アーンスト&アングとキャップジェミニとの合併の後、社名変更、NTT-DATAの傘下に入るなどの経緯を経て出来上がりました。
生き残りをかけて、合併統合、資本変更を繰り返し、クライアントに選ばれるファームとして現在の姿に変わってきたのです。
総合化の加速
また近年のキーワードは「総合化」です。クライアント側のニーズとして、戦略構築からシステム開発・運用・アウトソーシングまでワンストップサービスを提供できる体制を求め始めています。
その体制を築くために、各ファームは合併やシステム開発専門の子会社の設立なども行われてきました。
SI企業も、本業のシステム構築からコンサルティング領域に進出しており、競争はコンサルティング業界内にとどまらず、IT業界も巻き込んで行われています。
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総合系コンサルティングファームとは【案件・サービス・キャリアなどについて】
https://www.axc.ne.jp/consul/map/general/
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今回の記事では、資本変更、統合合併、大きな変化が起きた2000年以降のコンサル業界の歴史・変遷についてご紹介しました。
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