コンサルティングの成り立ち

  • 世界におけるコンサルティングの起源

    コンサルティングは米国で生まれました。19世紀末に能率技師であったフレデリック・テイラーが工場に「作業単位の分割」「単位ごとの時間」などの「科学的管理」の手法を取り入れたのがコンサルティングの始まりです。この科学的管理の手法が企業に導入され大きな成果をあげることになります。

    その後コンサルティングは企業の発展に合わせて、会計や製品開発、マーケティングなどの企業活動全般にわたることになります。特に会計事務所が財務・会計業務の効率化に貢献するようになりました。これが経営コンサルタントの誕生です。

    当時、経営コンサルタントとして名を馳せた人たちは、次々と個人で事業会社を立ち上げました。彼らは個人の名前をとって社名にしていました。アーサー・D・リトル、ブーズ・アレン・ハミルトン、マッキンゼー・アンド・カンパニーなどです。

  • 日本におけるコンサルティングの起源

    日本におけるコンサルティングの誕生は20世紀初頭、上野陽一氏によるテイラーの「科学的管理法」の導入が最初といわれています。

    黎明期には財務を中心とするコンサルティングを公認会計士や税理士が行い、法務を中心とするコンサルティングを弁護士がそれぞれ行っていました。

    20世紀後半から高度経済成長時代に突入すると顧客ニーズの多様化が顕著になりました。企業経営に対する価値観の変化が激しくなり業務の分化とともに組織も複雑化していきました。

    それに伴い、コサルティングに対するニーズが高まることになり、船井総合研究所、タナベ経営、ジェムコ日本経営、日本コンサルタントグループ、野村総合研究所、三菱総合研究所、ビジネスコンサルタントなど多くの日本独自のコンサルティングファームが設立されました。


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