多くのコンサルティングファームが外資系ファームのため、海外のスタイルを取り入れているファームが多いと言えます。しかし、日系ファームでは、独自のスタイルを確立してきました。単に資本の違いということではなく、コンサルティングスタイルの違いから、この二つを分類し、説明していきます。
【目次】
日系ファームのスタイルは「顧問型コンサルティング」
日系のスタイルは、顧問型コンサルティングです。一人のコンサルタントは、同時に複数のクライアントと一定期間(半年や一年など)のコンサルティング契約を結びます。一社に常駐するのではなく、複数のクライアントを定期訪問(月2回や週1回)し、コンサルティングを行います。多いコンサルタントは一人10社以上のクライアントを抱えることもあります。クライアントについては、中小企業中心で、現場に深く入り込んだコンサルティングを行っています。
これは日本の企業の90%以上が中小企業であるということも関係しています。若手のコンサルタントであっても、経営者に直接営業活動を行ったり、実行支援まで入り込んだコンサルティングを行ったりすることができます。
船井総合研究所やタナベ経営などが代表的な日系ファームと言えます。
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外資系ファームのスタイルは「プロジェクト型コンサルティング」
外資系のスタイルは、プロジェクト型コンサルティングです。ほぼ毎日、1つのプロジェクトに関わり、顧客先に常駐していることが多いです。プロジェクト期間は1か月~数年と様々で、1クライアントに対して4名~数名のプロジェクトチームを結成し、コンサルティングを行います。
クライアントについは、大企業が多いため、一人のコンサルタントが抱えるプロジェクトは通常1件、多くても2件程度です。案件についても前述の通り、通常パートナーやディレクターと呼ばれる上席のコンサルタントが営業活動を行います。戦略系や総合系、IT系、シンクタンク系などがプロジェクト型で行っています。
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今回の記事では、日系ファームと外資系ファームの違いについてお伝えしました。
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