通信業界(インダストリー)

技術革新の早い通信業界では、コンサルティングテーマが尽きる事はありません。IP(Internet Protocol/インターネットを実現するために作られたプロトコル)化の進展、新技術による大企業向け通信コストの下落、ブロードバンド回線での低価格競争激化など、日本の通信産業は従来の収益基盤を保つことが難しくなっています。

更にFTTH(光ファイバーによる家庭向けのデータ通信サービス)の普及が進んでくるなど著しく環境が変わりつつあります。

  • 業界再編

    新たな資本参加や新規プレイヤーの参入など、業界再編がさらに進展し、ソフトウェア業界やハイテク業界、メディア産業などとのコンバージェンス(融合)もますます加速してきています。新規プレイヤーの参入によりMVNO(仮想移動通信事業者)の数が増加すると見込まれます。

  • 技術革新による新サービス

    技術革新によりNGN(次世代IPネットワーク)、FMC(移動体通信と有線通信を融合した通信サービス)、WiMAX(無線LANよりも広い範囲をカバーする無線通信規格)など、新しいサービスが誕生しています。

    このような新サービスによる新規事業立ち上げでは、迅速かつ的確に意思決定をおこない、マーケットインできるのかが成功の要因になります。

  • 他業界とのコンバージェンス

    新サービスや技術の発達により、他業界とのコンバージェンス(融合)も大きな流れになっており、携帯電話を利用した電子マネーは急速に加入者を伸ばしています。

    その他、放送や広告、出版など他業界との融合により新たなビジネスモデルが生まれてきています。


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