現在の経営戦略ではコア・コンピタンス(自社が得意とする分野)への集中と推進が求められています。限られた経営資源を集中するため、外部資源をビジネスプロセスの中に積極的に取り入れる戦略的アウトソーシングに注目が集まっています。
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アウトソーシングの種類
経理や総務、人事といった間接業務や製品設計や開発、生産、物流業務など、あらゆる業務についてアウトソーシングがあるが、中でもITに関連するニーズが急速に高まっています。
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アウトソーシングのメリット
ITに関連するアウトソーシングでは、情報システムの開発や運用にかける経営資源を、企業の本業(コア業務/基幹業務)に集中させることができます。また複雑化し高度に発展していくIT革新の技術的な対応、IT投資の適正化、コスト削減などが挙げられます。
例えば地方銀行で複数行によるITの共同利用をアウトソーシングし成果を上げています。
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オフショア・アウトソーシング
自社のリソースをオフショア(海外)にある外部に委託するモデル。システム開発・運用管理などを海外の事業者や海外子会社に委託することをオフショア開発といいます。
主な受注先としてはインドや中国の企業が挙げられますが、近年ではロシア、カナダ等にもオフショア開発を請け負う企業が設立されています。
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アウトソーシングの今後
コスト削減や業務効率化といった目的だけでなく、企業の価値創造に貢献するという価値創造型の戦略アウトソーシングが成長していくでしょう。
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