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ステアリング・コミッティの開催
まず、ステアリング・コミッティで、プロジェクトの目標・目的の確認、検討範囲の設定、成果物の定義、スケジュールの概要などのプロジェクトのグランドデザインが決定されます。例えば、目標は『決算を5日短縮する』など具体的な目標数値を設定することが多く、プロジェクト全体で明確なターゲットとして認識されます。検討範囲は、プロジェクトの期間と予算からクライアントととコンサルティングファームで合意する事になります。
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ミーティング開始
ステアリングコミッティで決定したマスタスケジュールに添った形で、マネージャーがテーマ別にスケジュールへ落とし込み、コンサルタントがテーマ毎にミーティング資料を作り関係者を集めてミーティングを実施します。
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業務現状分析
業務の現状分析は、業務責任者や社内システム責任者に対し業務コンサルタントが現状業務のヒアリングを実施し、クライアントへ提出を依頼した社内資料をベースに調査を行います。この時大切なのは、課題抽出が目的であるため、課題の抽出、仮説の設定、検証のプロセスを繰り返しながら調査・分析を行う事です。
課題の本質を見抜くためには、利害関係者の分析も大切です。業務責任者にヒアリングしながら、漏れなく利害関係者を洗い出し分析し、それぞれの業務の目的を明確にし現行業務フローの分析や、システムの導入効果を分析します。また、業務量を調査する場合は、『調査票』を作成し関係者に記入してもらいそれを集計する方法が一般的です。
意識調査の為にはアンケートを用いるケースも見られます。ただしアンケートには定性的な要素が多くアンケート表の設計によって結果が偏る可能性があるので注意が必要です。
これらの情報を元にコンサルタントが調査・分析した結果をドキュメントに落とし込み成果物としクライアントへ提出します。
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