【実例】コンサル転職後も「順調にプロモーション」するための3つの挙動

アクシスコンサルティングの福原です。今回の記事では、コンサルファームに転職後も、順調にプロモーションを重ねられた方から伺った生の声をお届けいたします。

【目次】

          1. ファーストアサインは「Will」より「Can」を優先する
          2. 「キャリアカウンセラー」にプロモーションをアピールする
          3. まずは急がば回れ的に「自分の実力に見合った」タイトルで入社することが鉄則

ファーストアサインは「Will」より「Can」を優先する

新天地でのファーストアサインにおいて、自身が転職前に希望していた業界やテーマとは異なるプロジェクトから声がかかることも多々あります。例えば、「折角転職をしたからには新しいことにチャレンジしたいと考え、未経験プロジェクトを希望していたが、声がかかったのは前職での経験を活かせるプロジェクトだった」というケースです。

確かに自身の志向とはマッチしないかもしれませんが、実際に入社後スムーズにパフォーマンスを出し、希望するプロジェクトに付けている方に話を聞くと、多くの方は「ファーストアサインは経験を活かせるプロジェクトを選んだ」と回答されます。

例:

事業会社にてグローバル事業立ち上げ、海外販社の販売⇒アライアンスの構築、海外サービスを活用したコンサルティング業務

なぜかというと、ファーストアサインはプロジェクトの進め方や人間関係・社内ナレッジなど、あらゆるものが前職とは異なる環境でパフォーマンスを発揮することが求められます。それだけでも負荷が高い環境となりますが、加えて全く未経験のテーマに取り組むとなると、成果を出すためのハードルが一気に高まります。

敢えてチャレンジングな環境に身を置くことは、成長のためには素晴らしいことですが、パフォーマンスを上げるからこそ自身の意見が通りやすくなり、結果としてやりたいことに早くたどり着くことができます。

入り口は自身のできること(Can)を優先したプロジェクトを選び、しっかりとパフォーマンスを出すことが、やりたいこと(Will)の実現や次のタイトルへのプロモーションの確実性を高めるために重要なポイントだと言えるでしょう。

「キャリアカウンセラー」にプロモーションをアピールする

多くのファームでは、試用期間が終了し本採用に切り替わるタイミングでキャリア面談が設定され、採用時の役職が実力値とマッチしているか再検討がなされます。この面談のタイミングでプロモーションを果たした方にインタビューをしてみると、一つの共通点がありました。それは、試用期間のタイミングから「プロモーションをしたい」と会社にアピールしていることです。もちろん、自らアピールせずに本採用時にプロモ―ションする事例はありますが、これはごく稀であり、多くの場合はステイ。場合によってはダウンしてしまうこともあります。

それでは、具体的にどのようにアピールをするのか。多くのファームではキャリアの相談役として「キャリアカウンセラー」が用意されています。そのキャリアカウンセラーに対して「早期のプロモーションを希望しているので、目標の立て方やアクションプランについて相談させて欲しい」と相談を持ち掛けるのです。これによって、新しい環境ではどのような取り組み・行動が評価されるのか、何ができるようになればプロモーションできるのかといった情報を収集でき、結果として早期のプロモーションが実現しやすくなります。

キャリアカウンセラーをしているマネージャー以上の方々にヒアリングをしてみると「試用期間中にプロモーションをしたいと言ってくるメンバーはほぼいないので、自ら言ってくる骨のあるメンバーのことはつい助けてあげたくなる」とのコメントがありました。

まずは急がば回れ的に「自分の実力に見合った」タイトルで入社することが鉄則

コンサル業界も人材不足であり、特にどのファームもマネージャークラスの採用に困難しています。その影響もあり、社内でもSC⇒Mへの早いプロモーションが増えています。

参考:「コンサルファームで急激なマネージャープロモーションが増えた背景とその実情」

https://www.axc.ne.jp/media/careertips/mpromotion

また採用においても、SIerのマネージャークラスをコンサル未経験でありながらMクラスで採用するといったケースも増えつつあります。一方で転職者からの生の声ですが、

例:

「同じ時期に入社したCクラスの1人は試用期間の延長、1人は降格」

「同期入社のSIer出身者でマネージャー入社の方もいたが、研修の段階で『この人がマネージャーで大丈夫か?』と心配をしていたら、案の定試用期間終了のタイミングで降格になっていました」

実際に、他業界からマネージャーとして転職された方からも、「セリングが大変」「同じマネージャーという名のタイトルでも求められるロールが異なる」といった悩みを入社後に受けることが多いです。

逆に、事業会社のグローバルプロジェクトのリーダーとして活躍されていた30代半ばの方の事例では、前職にてマネジメント経験を積んでいたものの、コンサルで求められるマネジメントは性質が異なることを客観的に分析し、企業からはマネージャーオファーをもらえる評価を受けていましたが、SCクラスでの入社を選ばれました。結果、うまくパフォームできない同期入社がいる中で、「入り方を慎重に判断したことで基礎をしっかり固めることができ、マネージャーになってからも着実にキャリアを積めている」とコメントしていました。

例え年収が高いといっても背伸びをせず、入社後に求められることと自身のスキル・経験を客観的に分析することが必要だと言えますし、もし求められるロールや必要なスキルが把握できないと感じた際には、まずはご相談いただければ幸いです。

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今回の記事では、コンサル転職後も「順調にプロモーション」するための3つの挙動をお伝えしました。

次のキャリアを模索・検討されている方はぜひアクシスコンサルティングにご相談ください。


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