ディレクターなど一定以上の役職の方の転職には、それ特有のケアするべき点が多くあります。
今回は、弊社の事例をもとに注意点をまとめました。
【目次】
シニマネ以上は転職先で「新規で数字をどれだけつくれるか」を期待される
ご存知の通り、ディレクターやシニアマネージャーなど、ある程度以上のポジションでは転職受け入れ先において即戦力として期待されます。
特に転職初年度は
「新規で数字をどれだけつくれるか」
「どれだけ新規案件を獲得できるか」
が重要になります。
自分の営業リストと転職先のエアポケットが一致するか?
転職後の営業活動としては、現在保持しているクライアントリストに対して、退職と転職の挨拶をしつつ営業をするなどが一般的でしょうか。
その際「自分の営業リストと転職先のエアポケットが一致するか?」が非常に重要になります。
ファームは大きければ大きいほど、主要企業とはほぼパイプが確立されており、「自分の得意先が実は開拓済みだった」ということも十分に考えられます。
実際に、自分の営業リストと転職先の既存クラアントが被っており、転職してからまったく数字を残せず窮地に立たされてしまう、というケースもあります。。
その対策としては、選考面接時にしれっと質問して確認しておくことをおすすめしております。
一緒に移る見込みの「右腕」メンバーとは本当に相思相愛か?
転職先でのデリバリー担当者の質感、人的リソースの空き具合などはどうしても不透明になりがちです。
ディレクターの転職においては、自分のチームごと企業を移ることが理想です。
右腕と一緒に転職し、最初から自分の思い描く提案書が上がってくるという状態を作れるとデリバリーもスムーズに進むでしょう。
ただし、その際によくある事例としては、「右腕と必ずしも相思相愛ではない」というケースです。
・実は嫌いだった
・慕っているが着いていくほどではない
・転職先の企業に行きたくない
・家庭の事情で、、、
など、様々な理由で一緒に移らないというケースは多くあります。
そしてもちろん、ファームからも他のチームメンバーへの連絡禁止など流出防止のため一定のプロテクトが起こり得ますので、こちらも含めてご留意ください。
転職選考における面接や条件提示も、本人への評価のみならず「チームごと移ってくること前提の評価」ということも多くあります。
もしチームとして評価され転職が決まったものの、いざ蓋を開けるとメンバーが誰も来なかったということが起きると、転職先でいきなり微妙な立ち位置からのスタートとなるので要注意です。人間関係も含め、転職前に慎重に根回しを進めましょう。
(おまけ)最近ではデリバリースペシャリスト枠があるファームも増えてきた
ディレクターやシニアマネージャーはポジションが上がるほどよりセリング色が強くなる傾向にあります。
ただ、最近では、デリバリースペシャリストのポジションやチームも増え、あくまでデリバリー職を希望するという方向けに、スペシャリストとしての採用も検討されるようになってきました。
年収などは新規顧客獲得を期待されるセリング枠のポジションのほうが上がりやすいですが、キャリアパスにも選択肢が増え始めており、自分のスタイルに合った環境を選択することができるようになってきました。
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今回は、ディレクターやシニアマネージャーが他ファームへ転職するときの注意点についてご紹介しました。
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